JR北海道 全線完乗への道!その23 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

表題の旅、第2日目の様子をお送りしています。
 
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ただいま「新得駅(しんとくえき、十勝管内新得町)」です。
 
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折り返し、乗車する「滝川ゆき」の発車までいましばらく時間があるので、駅周辺をうろうろとしています。
その中で、いまや懐かしい「行燈式」の発車案内を目にすることも出来ました。
 
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そうこうしていますと「特急 スーパーおおぞら3号」が入って来ました。釧路まで行く列車です。
 
ところで、今回の旅で「最東端」になるのはこの「新得駅」なのですが、ここまで乗車して来た「根室本線」はまだまだこの先、「池田・帯広・釧路方面」、そして線名になっている「根室」までを結んでいます。
 
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「JR 私鉄全線 乗りつぶし地図帳」(JTBパブリッシング刊 平成25年4月初版)より。
 
ここから先も延々と自然豊かな「十勝平野」を進んで行くのですが、先ほど触れたように今回はここで折り返します。
その「替わり」と言っては何なのですが、15年ほど前にこの先「根室」まで乗り鉄した際の記録をお送りしたいと思います。
 
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15年前、「平成13(2001)年1月」に旅した時のことです。旭川から「石北本線(せきほくほんせん)」で遠軽、網走と進み一泊、翌朝に網走を発って「釧網本線(せんもうほんせん)」で南下、釧路から根室へ向かいました。
 
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今回の旅とは異なり、どこまで行っても一面の銀世界が続く旅路でした。
確か、釧路からは「普通列車」で根室へと向かったと思うのですが、その最中に列車がおもむろに甲高い警笛を連発するではないですか。
 
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「何ごとかあったのか?」と先頭の運転室に様子を見に行ったところ、「鹿の群れが線路を横切る」というこの光景に出くわしました。
まさに「大自然」ですね(ただ、現地ではよくあることだそうです)。
 
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東へ進むほど列車の本数は少なくなって行きまして、沿線に原野が広がるという車窓もあり少しく寂しい思いをした記憶があります。
そんなところで「東根室駅(ひがしねむろえき)」に到着。「日本最東端の駅」として知られている駅です。
 
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ほどなく「根室駅」に到着。すでに夕方近くでしたが…
 
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駅前からバスに乗り換えて、名所の「納沙布(ノサップ)岬」へ行ってみました。
 
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観光客の姿は数えるほど。切り立った崖に寒風が吹きすさび、冬の厳しさを肌で感じました。
 
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近くには、この「望郷の塔」という展望台がありましてこちらに登楼。
 
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正面には、見えづらいのですが島影が見えます。ロシアが実効支配している「北方四島」のうちの「水晶島(すいしょうとう)」という小島だそうで、暮れゆく中、この果てしない冬の光景を見るにつけ、「最果ての地に居るのだな」と感じたのを思い出します。
 
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展望台からあたりを眺めているうちに、夕陽が一面の雪原に沈んで行きます。
これまで見たことのないもので、実に印象に残る光景でした。
 
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その後、バスに乗り再度「根室駅」へ。すっかり暗くなりましたが、駅前の道路標識には「ロシア語」が併記されており、普段は遠い「ロシア」という存在は、ここでは身近なものなのだなと感じました。おそらくは、ここでしか見られないものでしょうね。
 
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冬の日暮れは実に早く、午後6時過ぎには真っ暗になっていました。
 
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ここからは「快速ノサップ号」という列車に乗車、来た道を折り返します。
 
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そして、午後9時頃に「釧路駅」に到着。
 
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ここからは当時運転されていた札幌ゆき夜行列車の「まりも号」に乗車したのですが、この列車、座席車の中間に「B寝台車」が連結されているという変わった編成でした(「座席車両=ディーゼルカー」、「寝台車両=客車」という異なる動力源の車両が同じ列車にある、という大変珍しいスペックのもの。わたしは「寝台車両」に乗車)。
 
現在では廃止となってしまったのですが、廉価とはいえ座席設備しかない「夜行バス」とは異なり、この列車でも他のそれと同じく「横になって移動したい」という需要が高かったのか、平日の乗車にも関わらず寝台車は結構な乗車率だったように記憶しています。
写真はありません(汗)
 
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早朝、午前6時過ぎに「札幌駅」に到着。
列車の中は、暖房が効いていて大変居心地がよく熟睡出来たのですが、下車するとともに強烈な寒さで眠気が吹き飛んだものでした。
 
懐かしい15年前の記録でした。
 
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さて、乗車予定の「滝川ゆき」が入って来ましたので、ホームへと向かうことにします。
 
次回に続きます。
今日はこんなところです。