JR北海道 全線完乗への道!その5 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。
「新千歳空港駅」(石狩管内千歳市)から、いよいよ「JR北海道 完乗の旅」をはじめようかというところです。

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ところで、わたしは今回で北海道は四度目の上陸です。

最初に足を踏み入れたのは、忘れもしない「平成9(1997)年の3月」。
高校を卒業したばかりだったわたしは、「記念にどこか遠くへ行きたい」ということで、大阪から鉄路で北海道入りしました。

この時は、まだ道内に夜行列車がいくつも残っていたので、これを活用して稚内や宗谷岬、足を延ばして根室や釧路方面へ旅した記憶があります。
その後も北海道を訪れた際に乗り鉄しようと試みたのですが、腰を据えて?乗りつぶししようというのは実に20年振り、ということで、若かった頃!の思い出を回顧しながら旅をしようと思っています。

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さて、今回の旅で最初に乗車したのはこの「快速エアポート」という列車でした。
「札幌・小樽方面」へ直通しているもので、なおかつ途中の札幌都市圏の輸送の任にも当たっている、という「JR北海道の重要な基幹列車」です。

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車内はこのような感じ。「空港から都市部を直結している」という特徴もあってでしょうか、まずまずの乗車率のように思えます。

ですが、普段利用している列車とはどこか趣きが違います。

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客席の間、つまり客用扉の位置が区切られています。
この空間は「デッキ」と呼ばれる部分で、「特急列車」などではよく見られる構造なのですが、この車両は通勤にも使用される「一般車両」です。

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実はこれ、寒さが厳しい北海道ならではの設備で、冬期に客用扉を開放した際に寒気が客席内に入らないようにする仕組みでした。

また、このあと乗車したディーゼルカーでは…

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窓が二重になっていました。この構造は「北海道」でしか見られないものです。
「冬の寒さ」というものは、こちらではこのような厳重な設備で以って対応しないといけないほどの厳しさなのだなとつくづく感じます。

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ということを話している間に、最初の下車駅「南千歳駅(みなみちとせえき、石狩管内千歳市)」に到着。都合、わずか3分ほどの乗車でした。

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駅の南側を望む。高架道路の下には、先ほど通って来た「新千歳空港駅」への地下線路の出入り口が見えます。てっきり「複線」だと思っていたのですが、これを見ますと「単線」だったことがわかります。

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しかし、良い天気です。ときおり、少し寒さを含んださわやかな風が吹き抜けて行きます。

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駅名標も、普段見慣れないものですので新鮮に感じます。
「黄緑」がメインの色調ですが、これが「JR北海道のコーポレートカラー」だとのこと。

しかし、隣駅が「しんちとせくうこう(新千歳空港)・びび(美々)・おいわけ(追分)」と、3つもあるとは珍しいですね。

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地図を確認しますと、なるほど、確かに三方向へと線路が分岐しています。

もともとは千歳線(ちとせせん、赤い線)だけが存在していたのですが、「昭和56(1981)年」に「帯広・釧路・根室方面への高規格路線」として「石勝線(せきしょうせん、青い線)」が、「平成4(1992)年」に「新千歳空港」への「千歳線支線(黒い線)」が開業したため、このような珍しい「三方向への分岐駅」となりました。

「石勝線」の「追分」という駅名を見ても、これは「各方面への分岐路」という意味合いがあるので、古くからこの周辺は「交通の要衝」としての役割があったのかも知れません。

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それから、とても印象に残ったのがこの「柱駅名標」です。

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いまや、懐かしい「ホーロー製」のものです。
かつては全国各地で存在していたものですが、JR各社の中でいまなお一般的に使用されているのはここ「JR北海道だけ」だとのこと。

文字の書体が「国鉄」を思わせるもので、なんともいえない味わいがあります。

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その下には、これも「北海道」という場所を一発でイメージさせるサッポロビール」の広告がセットになっています。この「ひらがな駅名表示+サッポロビール」の組み合わせ、ほぼ例外なく、道内どこの駅でも見られるほどでした。

「広告そのものの訴求効果」というものがこれほどまでに効果がある例も珍しいですね。といいますか、ここまで徹底されていることはすごいことだと思えます。

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旅ははじまったばかりなのですが、感嘆することばかりです。
話がなかなか先へ進みません(笑)

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続いて、線路際に植わっていたこの木々に目が行きます。
なんということもない光景かも知れませんが、この先、どちらへ行ってもこのような「シラカバ」の木を目にすることになりました。

関西ではたやすく見られるものではないので、もの珍しさでいっぱいです。
これも「北海道ならでは」ですね。

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さて、先ほども触れましたがこの駅は「道内各方面への基幹駅」としての役割があります。「乗りかえ案内」を見ても、道南・道東方面の地名がずらりです。

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実は、今回の旅ではいきなり「札幌方面」へ向かわず、この駅でさらに乗り継いで先へ進むことにしていました。

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ということで、接続の列車までしばし時間があります。
天気はすばらしいものがあるのですが、風がものすごく強くなって来たので、お言葉に甘えて「待合所」で待機することにしました。

次回に続きます。
今日はこんなところです。