PLAYBACK EXPO2005~「愛・地球博」の残影を探して~その11 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。

先日よりお送りしているシリーズを再開したいと思います。
11年前の「平成17(2005)年」に、名古屋東部丘陵で開催された「愛・地球博(愛知万博)」の会場跡地を巡り、当時の面影を探索するという「旅の道中記」です。

前回までの記事↓
PLAYBACK EXPO2005~「愛・地球博」の残影を探して~その10
(2016年2月23日アップ)

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さて、ここは「瀬戸会場(せとかいじょう、愛知県瀬戸市)」跡に整備された「あいち海上の森(かいしょのもり)センター」です。

ここには、万博開催のはるか以前より存在している「海上の森」という、豊かな森林を体感することが出来る「散策コース」が設けられています。会期中には、「インタープリター(案内人)」が誘導しての「散策プログラム」、「里の自然学校」なるものがあったのですが、その時の面影や思い出などをひとつでも発見出来れば、と思います。

では、「海上の森」へと入ってみたいと思います。

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緑濃い散策路を進んでいますと、その間からまぶしい陽光が射し込んで来ました。神々しさすら感じます。また、散策路はしっかり整備されており、勾配もさほどではないので歩きやすいものでした。

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足元を見ますと、本当に「ここは森林のただ中」という印象を強く受けます。
枯れ落ちた枝葉、苔むした樹木…手を加えられた様子がないので、かえってその自然さに心地よさを感じます。

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道中には、さまざまな樹木がありました。
気になったものを幾つか、ご紹介したいと思います。まずはこちら。

白っぽい樹皮で、いかにも高原に生えていそうな感じですが…

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「リョウブ」という木でした。

「結構、つるつるとした表皮やなあ」と説明板を眺めていますと「新芽をご飯に炊き込んで食べます」という一文。

そうか、食べるのか。エッ、これを食べる!?

帰宅して、さっそく調べたのはいうまでもありません(笑)

・・・昔は飢饉のときの救荒植物として利用された。現在は「令法飯(りょうぶめし)」などの材料にする。 また、5年に一度しか採取できないがハチミツが市場に出ることも。結晶化せず、香り高い。
令法という名は、救荒植物として育て蓄えることを法で決められたからといわれるが、花序の形から「竜尾」がなまったとの説もある・・・(以下略)

毎度おなじみ「Wikipedia」から引用したものですが、日常的に食すものではないのですね。天候不順で作物の生育が十分でない時に非常用として食したもののようです。

しかし、一説とはいうものの「時の為政者が定めた決まりから命名された樹木」とは興味深いものです。

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続いてはこちら。ひょろっとした印象ですね。

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「クロモジ」というものでした。

先ほど「ひょろっとした」という表現をしたのですが、爪楊枝の原料木になっているとのこと。見立ては「正解」でした。

余談ですが「爪楊枝の日本最大の生産地」というのは、実は大阪なのです。
「南河内地域」の「河内長野(かわちながの)」がほとんどを占めています。

これ以外にも、たくさんの種類の樹木がありました。
普段、接する機会がないゆえに大変、楽しみながらの道中です。

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さて、散策路の入り口から10分ほど歩いたところ、おもむろにこの木造建物が建っていました。

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建物の脇を見ますと、なにやら斜面になっているようですが…

次回に続きます。
今日はこんなところです。