PLYABACK EXPO2005~「愛・地球博」の残影を探して~その6 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。
11年前の「平成17(2005)年」に名古屋・東部丘陵で開催された「愛・地球博(愛知万博)」の会場跡を巡り、「当時の面影を偲ぶ」という旅をしています。

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さて、その「愛・地球博」会場のひとつであった「瀬戸会場(せとかいじょう、愛知県瀬戸市)」跡は現在、「愛・パーク(瀬戸万博記念公園)」と「あいち海上の森(かいしょのもり)公園」となっています。

まずは、至近の「愛・パーク」停留所に到着したのですが、ふと振り返ると、このような「巨大な建造物」が見えました!

これはいったい?「パラボラアンテナ」のようにも見えますが・・・

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その「巨大建造物が一望出来る専用展望台」が設けられていました。
万博公式キャラクターの「モリゾー・キッコロ」が出迎えてくれたのですが…

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少し引いてみます。これは大きい!「巨大な皿」だということがわかります。

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なんとか、全体を画像に収めようとするのですがこれで精一杯です。
しかしこの「巨大な皿」、たくさんの模様があるのですがこれはいったい何かといいますと…

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「小さな皿」がびっしりと埋め込まれていて、その集合で「巨大な皿」がかたち作られています。これは壮観です。

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「展望台」に説明板がありました。
「天水皿n(てんすいさら えぬじょう)」という作品です。

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これによりますと、「天水皿n」は「直径30m・高さ10m」という巨大さです。
表面の皿、裏面のモザイク画にも相当な数が使用されているようで、どうりできめ細やかな色彩を感じるわけだと合点します。

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総合プロデュースにあたった「日比野 克彦さん(ひびの・かつひこ、1958~。現代美術家として活躍されている)」のメッセージがありました。

「愛・地球博(愛知万博)」の理念は「自然の叡智(Nature's Wisdom)」だったのですが、「制作に込められた考え」というのはまさにこの「自然の叡智」という理念に沿ったものだったのだなと、この説明文を拝見して切に感じます。

ところで、この「天水皿」は万博開催中、この場所にあった「瀬戸会場の名物」として人気を博していました。「瀬戸会場」の名のとおり、ここは「瀬戸焼」で有名な「愛知県瀬戸市」です。そういった土地柄も関係があったのでしょうね。

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万博当時の「瀬戸会場」の様子です。
右奥の「メインエントランス」を抜け、「天水皿」の脇に設けられた通路を通り、左側奥にあった「パビリオン・展示館」へと向かえるようになっていました。

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通路からはこのように全景を拝見することが出来たのですが、はじめて「瀬戸会場」を訪問した際には、これを見て腰を抜かしそうになりました(実話)。

ただ、ここまで至近で観察することは出来ませんでしたし、作品に秘められた意義も知る由もなかったので、このように「再会」することが出来てよかったなと思います。

いずれの写真も平成17(2005)年4月25日撮影。

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「展望台」を降りて来ました。
先ほど触れましたが、会期中には入れなかった「皿の下」も見学出来ました。

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「皿の美しい文様」だけに目が行きがちなのですが、ついぞ、皿の下にもこのような意匠を凝らした模様があるとは思いもしませんでした(失礼)

いや、「大変意義深い、11年ぶりの再会」でした。
はるばる来てよかったなとあらためて感じます。

当時の訪問記はこちらです↓

PLAYBACK EXPO2005~「愛・地球博」見聞録~その25(2011年2月9日アップ)

PLAYBACK EXPO2005~「愛・地球博」見聞録~その27(2011年2月16日アップ)

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さて、この「愛・パーク」周辺には「新興住宅街」が広がっています。

万博会期中の11年前には、会場へ向かう「シャトルバス」の車中から眺めていても、ここまで開発されていなかったように記憶しています。
時の流れというものは実に早いものですね。

次回に続きます。
今日はこんなところです。