「京阪特急」65周年!記念ヘッドマーク編成を追って~その5 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

表題の通り、「京阪特急」が運転開始から65年を迎えるということで、期間限定で「特急用車両・8000系」に掲出されている「記念ヘッドマークをつけた編成」を追いかけています。

朝のラッシュもひと段落した「淀屋橋駅(よどやばしえき、大阪市中央区)」でその「特急列車」を待っています。

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その「記念ヘッドマーク」を掲出した電車が入って来ました。
しかし、いつも見慣れている「京阪特急」とはどこか違うような・・・

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種別・行先が「準急 淀屋橋」になっています。
また、正面扉に設けられている「鳩をあしらった京阪特急のシンボルマーク」
見当たりません。

実はこの「特急用・8000系車両」ですが、「2枚扉・転換クロスシート(座席の方向を自由に変換できる2人掛けの座席)」という車内設備なので、混雑する朝ラッシュ時では、「扉数が少ない」であるとか「車両中央付近の座席からであると、降車時の移動に時間がかかる」と言った欠点があります。
ですので、朝ラッシュ時にはこの車両の運行は極力控え、代わりに「3扉・ロングシ
ート(窓に背を向ける座席)」の通勤用車両が特急運用に充てられています。

そして、朝ラッシュ時が終了した時点で、その「通勤車」から「特急車」へと車両を差し替えるため、車庫から出庫した「特急車」を「特急以外の種別」で始発駅まで運行し、折り返しの「特急列車」としている訳です(「特急以外の種別」で運行される以外に、車庫から始発駅まで直接「回送列車」として送り込まれるケースもあります)。

ということで、この列車は「淀屋橋駅までは準急」、「淀屋橋駅からは特急」になります。

ところで、先日来追いかけている「65周年記念ヘッドマーク」についてですが、この
「京阪特急 65th SINCE1950」というものの他に、さらに「列車を限定して掲出されるヘッドマークがある」とのこと。
「限定の上でさらに限定」ということで「プレミア感」のようなものを感じるのですが
・・・

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「京阪特急のシンボル」としては長年、「鳩マーク」が親しまれています。

これは、昭和27(1952)年にデザインを一般公募して採用されたもので、沿線の「石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう、京都府八幡市)の、神様のお使いの鳩」をイメージしたものだそうです。

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ただ、この「鳩マークの登場」に先立つ2年前(昭和25年)には「京阪特急」の運転が既に開始されていて、今回、限定のさらに限定で掲出されている、下の特 急」というデザインの「ヘッドマーク」は、「京阪特急の運行開始当時からわずか約2年間だけ使用されていたもの」だそうです。
「赤地・白地に染め分けられたシンプルなデザイン」ですが、普段見慣れないものであるがゆえに、この「コントラスト」には「インパクト」のようなものを感じます。

そして、この「復刻版ヘッドマーク」は「一日2往復のみの掲出」になっており、ここ「淀屋橋駅発」では「午前9時30分、40分」の2便だとのこと。

そうこうしていると、その「限定ヘッドマーク」を持った乗務員の方がやって来ました。

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正面向かって左側の「ヘッドマーク受け」に、件の「レアなヘッドマーク」を差し込まれます。その瞬間の「カコン!」という、軽快な音が心地よく感じます。

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「2枚看板」になりました。そして、「隠れていた鳩マーク」が姿を現しました。

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この「鳩マーク」なのですが、「板」ではなく「幕式」になっています。
その証拠に、画像「黒い○」部分が少したるんでいることがわかります

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「65年を経て復活した、元祖・特急表示」です。
「1便目」の「午前9時30分」が、しばらくして出発して行きました。

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そして、次の「特急列車」、「午前9時40分発」が入って来ました。

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こちらへも、先ほどの列車と同様に「復刻ヘッドマーク」が差し込まれて「2枚看板」
になりました。

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幸いと言いますか、この光景をカメラに収める人はわたし以外に居られずでした。
ですので、じっくりと観察、記録に収めることが出来ました。

次回は、この「復刻版ヘッドマークの裏側」について取り上げたいと思います。
大変唐突な視点なのですが(笑)裏側にも「大変気になるモノ」がありました。

今日はこんなところです。