みなさんこんにちは。今日の話題です。
表題のように、今日は「70回目の終戦の日」です。
「昭和20(1945)年8月15日」、それは「15年に及ぶ戦争が終結した日」であるとともに、それまでの「日本」という「国の体制」、また「国民の国家に対する認識が180度転換した日」、と言えるのではないかと思います。
つまり、「戦争」に対して「全国を挙げて国民が鼓舞され、そのためには全てを犠牲にする」という当時の「当然の価値観」が、「終戦」を以って「否定された」ことです。
それまで、その「当然の価値観」を持っていた多くの日本国民が、「敗戦」という事実とともにこれまで信じていた「拠り所」を失うという「大きな損失」を被ったのではないかと推し図られます。
戦後、日本は奇跡的な復興を遂げ、今日の平和と繁栄を得るに至りました。
その過程には、先人たちの大変な努力があったことが違いないのですが、その「復興」に至るまでには「二度と戦争をしない」という「不戦と平和の理念」を「戦後日本の精神」として据えることが出来たからではないかと思います。
そして、その「不戦と平和の理念」は、「15年に渡る長い戦争」での「数百万にも及ぶ犠牲」、そして「日本本土への度重なる攻撃」、これらに対しての「明日は自分がどうなるか分からない」という、「いつ明けるかわからない闇のような深い不安」・・・
「不戦と平和の理念」は、そういった「物心両面」での「大きな傷」を負ったことから得られたものではないでしょうか。
現在、国会では「戦後日本の安全保障体制」を変えようとする動きがあります。
わたしのブログでは「政治的な主張」はしたくはないので、その動きに対しての「賛否」には言及するつもりはありません。
ただ、「日本」が戦後、「戦争をしない国として世界に認識されて来た」と言う事実は実に「尊いもの」で、揺らぐものではありません。
その「事実」をいま一度回顧し、議論を深め、なおかつ慎重にことを進展させて行ってほしい、と切に願います。
最後に申し上げます。
先の戦争で、尊い命を奪われた全ての人々に、衷心より哀悼の意を表します。
また今日の「平和な日本の礎」を造ってくださったことに、心より感謝申し上げます。
そして、この「平和な日本」を、「後の世代」に受け継いで行けるように、我々の世代が「大きな任務を請け負った」と責任を感じるところです。
今日はこんなところです。