JR九州 全線完乗への道!その31 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

「急流・球磨川」に抱かれた街、「人吉」(熊本県人吉市)を後に、「肥薩(ひさつ)線」はさらに山間部へ、「宮崎・鹿児島県境」へと向かいます。
いよいよ、「南九州」へと入るところです。
 
「人吉駅」から乗車したのはこの「普通 いさぶろう3号 吉松ゆき」です。


「普通列車」であるにも関わらず「愛称」が付けられている、というのは珍しいですね。さらに、「2両編成」のほとんどの座席が「指定席」という扱いでした。
 
こういったことになると、「通常の旅客利用」と言うよりかは、やはり「観光列車」という位置づけなのでしょうか。

 
車内の様子です。

やはり、一見して「観光客」と思しき人々(「ツアー客」のようでした)がほとんどでしたが、「テレビ取材」のクルーの人々が先頭車にたくさん乗車されていました。


「指定席」の座席は「固定式ボックスシート」。
テーブルもついており、ゆったりした構造ですね。

 

「床面」はやはり「総・木造」。見た目にも「黒光り」して、いい雰囲気です。
 


また、「客用扉脇」にはこのような「ちょい掛け用」の椅子もあり、なかなか「遊び心」がありますね。


「内外装」は、「旧・国鉄型のディーゼルカー」とは思えぬほどです。



このような「デザイン画」があちらこちらに。
車内が「シックな感じ」なので、余計に目立ちますね。


発車すると、すぐに「球磨川」を渡ります。


ところで、この「普通 いさぶろう」号ですが、先ほど触れたように「普通列車」でありながら「ほとんどの座席が指定席」という、ちょっと変わった運行形態になっています。

「人吉駅」に到着した際、「”いさぶろう”は全席指定なのですか」と窓口の駅員さんに確認したところ、「先頭車の後部分”だけ”自由席です」との返答。
乗車時間は1時間ほどなので、あえて「指定席」は取らずに、その「自由席」に座ることにしました。空いていたので、余裕で座れました(^O^)

さらに、この「自由席」の壁面にはこのような「正面展望モニター」が設置されていて、「運転台かぶりつき」をしなくても「前面展望が愉しめる」ということで、これは「ラッキー」でした。


「人吉駅」を出発した後、かなり「ゆっくりとしたスピード」で走ります。
加速する気配は全くありません<(`^´)>

しばらくし、この区間の「名所」のひとつである「スイッチバック」に入りました。
「急勾配に線路を敷設する際、一気に勾配を上下することが難しいので、ジグザグに線路を敷き、列車の進行方向を変えながら進む」という方式です。



到着したのは「大畑(おこば)駅」(熊本県人吉市)。


ここで数分停車する、とのことで、「女性アテンダント」さんの先導で「幾人かの乗客」(わたしを含む)が下車。


「大畑駅駅舎」です。なにやら、目がちかちかするような風景ですが…


駅舎には、もう既に「絶滅危惧種」とも言えるような「昭和時代の駅名標」がいまなお「現役」でした。


駅舎に入ってみてビックリ!そこらじゅうに「名刺」が貼り付けられています。

「アテンダント」さんいわく、「この駅舎に名刺を貼りつけておけば、『出世や栄達』が出来る」のだそうです。




「名刺の夥しさ」に戸惑いながらも、駅舎の外へ出てみます。
もちろん「無人駅」です。


駅前の様子です。



「山の上に鎮座している神社への参道」だけが、目の前にありました。
「雨」のせいでしょうか、「神秘的」な雰囲気を醸し出していました。


しばらく「鳥居」を眺めた後、駅舎に戻ります。
と、先ほどは気づかなかったこのような「巨大」な造形物がありました。


「アテンダント」さんに尋ねますと、これは「きじ馬」という、この周辺では昔から親しまれている「おもちゃ」なのだそうです。

しかし、「これだけ巨大なもの」をどうやって遊ぶのか…



「もうすぐ発車ですよ~」と、「アテンダント」さんの声が聞こえたので、急いで列車に戻ります。


さて、先日の記事で、「人吉→吉松間」は「いさぶろう」号、その反対の「吉松→人吉間」は「しんぺい」号と、「同じ運転区間なのに名称が異なるのはこれ如何に」と言うことを取り上げました。

少し調べて見ますと、わかりやすい記事を見つけましたのでこちらをどうぞ
(手抜きです。スイマセン…)
(参考)
「マイナビニュース 旅行」
鉄道トリビア(303)下り「いさぶろう」・上り「しんぺい」、列車名が違うのはなぜ?

なるほど…「歴史に由来したもの」、ということですね。よく考えられています。


次回に続きます。
今日はこんなところです。