みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「通勤途中で目についたポスター類などをご紹介」するというつなぎ企画です(-_-)/~
本日の話題。
前回、前々回で取り上げたわたしが通勤で毎日利用する駅の様子の続きです。
この駅では、駅員さんが手作りのさまざまな趣向を凝らした広告やディスプレーをされていて、なかなか「遊び心」があるなあ~と感心させられるものが次々登場していて、いつも楽しみにしているところです。

例えば、こちらは有人改札口の手前にある「のりこし精算機」の看板なのですが…

ICカード「ICOCA」のキャラクターが鎮座しています!(^^)!
ちょうど、改札の方向を向いているので「監視役」といったところでしょうか(笑)

さて、今日の話題です。
この駅の階段に設置されている、「こだま早特往復きっぷ」のこのポスターです。
「山陽新幹線」には「のぞみ」「ひかり」、そして「九州新幹線直通」の「みずほ」「さくら」号が運転されていますが、「東海道新幹線」と同様、「各駅停車タイプ」の「こだま」も運転されています。
「東海道新幹線」のそれとは違い、「山陽区間」に入ると利用客数が格段に減少するということで、「こだま」は「6両」や「8両」などといった「短編成」で設定されています。
ただ、それでも利用客の減少が甚だしいということで、かつての「のぞみ」として使用され、「こだま」に転用された人気車両の「500系」をモチーフにした「カンセンジャー」というオリジナルキャラクターを登場させたり、「プラレールカー」なるものを導入したりと、乗客獲得にさまざまな施策をされているようです。
その中で、「格安チケット」として登場したのがこの「こだま早特往復きっぷ」なるもので、「新大阪・神戸姫路ゾーン⇔小倉・博多間」に直通運転されている「こだま号」の「普通車指定席」を、何と「往復15000円余」で利用出来る、というシロモノなのです。
「利用日の14日前までの受付」と制約があるものの、「1人から利用可能」「繁忙期(ゴールデンウィークや盆、正月など)も利用可能」と、なかなか魅力的なものでもあります。
実はわたし、この「早特往復きっぷ」を利用したことがあります。
往路の記録はないのですが、復路の乗車記録が手元に残っていましたのでちょっとご紹介したいと思います。

「JTB時刻表」より。
乗車したのは2013(平成25)年某日、列車はこの時刻表の右から3番目の「こだま756号 新大阪ゆき」です。
乗車したのは2013(平成25)年某日、列車はこの時刻表の右から3番目の「こだま756号 新大阪ゆき」です。
「博多 17:13発」
↓
「小倉 17:31発」
↓
「新下関 17:53発」(最初の通過待ち)
↓
「新山口 18:14着・18:27発」(2本に抜かれる)
↓
「新岩国 19:00発」(1本に抜かれる)
↓
「広島 19:20着・19:21発」
↓
「岡山 20:48着・21:03発」(2本に抜かれる)
↓
「姫路 21:28着・21:32発」(1本に抜かれる)
↓
「西明石 21:44発」(最後の通過待ち)
↓
「新大阪 22:06着」
と、「所要時間」は「4時間53分」、「『のぞみ』『みずほ』『さくら』に抜かれた列車数」は「8本」と、実際のところ、「忍耐の旅」でした(笑)
ただ、博多発車時には車両の半分くらいが埋まる乗客の入りで、「おお~まずまずやん」と思ったのですが、車内を観察していると、「のぞみ」の停車しない駅で徐々に乗客は降りて行き、まず「新山口」で車内はほとんどがらがらに。
「新山口」からあたらしい乗客が乗車し、「広島」までの各駅で徐々に下車。
また、「広島」からあらたな乗客が乗車し、「岡山」までの各駅で徐々に下車…という風に、「のぞみ」などの速達列車が停車しない駅の乗客をこまめに拾っては降ろし、という、まさに「各駅停車」としての役割を果たしているのだなという実感でした。
「のぞみ」「みずほ」「さくら」といった「速達列車」が成り立つのも、このように「こだま」が各駅間の輸送を補完しているからこそなのだなと、まさに「縁の下の力持ち」だなと痛感しました。
ご関心のある方はぜひお試しください。
ただ、「こだま」には「車内販売」がないので、食料や飲料の調達は「通過待ちの時間内に駅ホームで行わないといけない」というスリルも味わえます(笑)
今日はこんなところです。