みなさんおはようございます。
前回からの続きです。
「愛・地球博」閉幕から約半年、「愛・地球博記念公園」として第一期がオープンした
会場を訪問しています。
思っていた通りというか、当時の面影を残すものはやはり数少ないようですが、そんな中、会場西端にある「大観覧車」は営業していたので、これに乗り込みます。
今日も、「ビフォー(会期中)→アフター(整備後)」の画像でお送りしたいと思います。

「東海一の高さ」、81メートルを誇る観覧車。出発です。

もともと、観覧車の下には「ときめき愛ランド」という小遊園地があったのですが、
やはり、きれいさっぱり何もなくなってしまいました。

路線バス以外の観光バスが乗客を降ろした後に待機する「西ターミナル駐車場」。
画面中央は「リニモ」の「公園西」駅です。

耕作地に戻っていました。

「企業パビリオンA、Bゾーン」と、会場を回遊する「グローバル・ループ」を東の方角へ望みます。

こちらも完全に何もなくなりました。
面影は「グローバル・ループ」の「うねった道」だけでしょうか。

「センターゾーン」の様子です。
左から「冷凍マンモス」を展示する「グローバル・ハウス」、「名古屋市パビリオン大地の塔」、「長久手日本館」。

「グローバル・ハウス」だけが残っています。
もともと、この地にあった施設を流用したものだそうで、今後は「スケートリンク」などとして活用するのだそうです。
やはり、一抹の寂しさがありますね。
さて、またまた月日は下がって…
あの、念願の「サツキとメイの家」を観覧出来ることになりました。
時は2008年5月30日、家族旅行で静岡に行った帰りでした。
名目が「家族サービス」なので、あまり写真がないのですが…


これで、堂々と「全パビリオン制覇」です。
では、観覧記です。
○サツキとメイの家(さつきとめいのいえ)
(初来館)2008/05/30
(形式)施設自由観覧(待ち時間)なし
(また行きたい度)☆☆☆☆
(対象)万人
(来館困難度数)自身:☆ 一般:☆☆
(内容)☆☆☆☆
(ハード面)☆☆☆☆
(総合評価)☆☆☆☆
愛知万博における注目施設のうちのひとつ。
日本ゾーン(長久手日本館、長久手愛知県館)から東へ、緑いっぱいの日本
庭園を通り過ぎた奥に存在する。
観覧の際の混乱を防止する目的で当初は見学者を一日800人、後に880人
に限定するという異例の方式を取っていた。
観覧申し込みには当初ローソンのLOPPI端末で先着順に申し込みを受け付け
していたものの、観覧希望者の整理券番号を入力しなくてもよいシステムであっ
たために整理券がオークションにかけられるという行為が横行し、その後ハガキ
応募による抽選方式へと変更された。
しかし当選倍率はとんでもなく高いものになり、30枚出しても当選しない、などと
いう超人気振りというのは変わらない。
これだけ人気の施設で、また開催期間中に観覧出来ない人々が多数存在する
(私もその中の一人だが)こともあり、万博開催終了後に3~5年そのまま保存し、 観覧出来るシステムにすることが決定した。
ただ、観覧希望者が多いこともあり、「家」の周辺に周遊コースを設け、遠くから
ではあるが観覧できるようになっている。展望台さえある。
万博から3年あまり、再オープンしたとの情報を得て、静岡への家族旅行の帰途
に立ち寄ることにした。
ただ、事前の完全予約制である(当日、空きがあれば当日予約も可能とのこと)。
見た目は本当に「映画のまま」であり、きちんと「草壁」という表札まで掲げてある。
玄関の下足箱に履物をしまい、あとは自由見学となる。
残念ながら、「エイジング加工」という、「わざと展示物を古く見せる技法」を使用し
ていて、劣化が懸念される、ということから室内は撮影禁止ということだ。
引き出し、押入れなども自由に開けることができ、その中には、本来、そこに収納
されている「モノ」(その時代のノートとか布団とか裁縫道具とか)があり、観ている
だけでも面白い。
いちおう、「閉幕から3~5年」をめどに公開しているということだが、また時間のあ る時にゆっくり来たいと思う。
前半は急ぎのペースでしたが、後半は自分自身にも余裕が出来たのか、じっくりと
時間をかけて観覧することが出来たのではないかと思います。
「最先端の技術」を楽しむことが出来た一方、「地球が直面している『課題』というものを考えるきっかけ」になった、実に意義深い「16回の訪問」だったと思います。
「記念公園」は現在、ほぼ全区域で公開が行われているとのこと。
時間を設けて、再度、じっくりと訪問してみたいと思います。
長いシリーズ、おつきあいくださりありがとうございました。
今日はこんなところです。