先日、カメラの事を偉そうに書きましたが、親父は写真を撮るのはヘタです。
言うなれば、カメラをいじるのが好きなだけのおっさんなのです!
さて、一眼レフを持てば良い写真が撮れるのかという疑問を
持っている方もいると思います。親父の答えは、ノーです!
一眼レフカメラは、レンズ交換が可能であるという利点がありますが、
そのレンズ選びで頭を痛めてしまい、
思ったサイズの写真を撮る物を選択出来ないのです。
例えば、ここに30mm F1.4と書かれたレンズがあります。
では、どんな写真の撮れるレンズなのでしょうか?
昔の35mmフィルムの時代のカメラであれば、大体見当がついたのですが、
現在のデジタルカメラでは、このレンズが、何処のメーカーの何という機種かが
分からなければ、推察をする事が出来なくなりました。
これは、フィルムに匹敵する絵を読み取る映像素子のサイズが
まちまちである事に端が発しております。

先程の話の30mmとは、この図の映像素子(フィルム)に一番近いレンズと
映像素子の距離の事で、『焦点距離』と言います。
ところが、映像を読み取る部分フルサイズ(35mm)に対して、
APS-C映像素子(紫の部分)では、画角つまりは、写し出す画像のサイズが、
同じ焦点距離でも変わってしまうのです。
そこで、メーカーは、何かを標準に置こうという事で、
もし35mmのフィルムを使用したとした時の写るサイズに匹敵する
焦点距離に換算して表しています。
具体的に言うとミラーレス一眼レフの場合
・オリンパス、パナソニックのマイクロフォーサイズマウントは、
レンズ表記の2倍(レンズに30mmと書いてあれば、60mm相当)
・同様にソニーのEマウントは、1.5倍
・フジフィルムのXマウントは、1,5倍
・ニコン ニコン1マウントは、2.7倍
・ペンタックス Qマウントは、5.5倍
となります。
画角は、小さくなり映像は、遠くの物が大きく見えます。
望遠レンズというのは、1本のレンズで、焦点距離をずらす事によって
近くの物から、遠くの物までを写せる様にしてあるレンズなのです。
たとえば、親父が今使っているマイクロフォーサイズマウントの
14-42mmというカメラで2m位の距離から、
マリアンを撮った2枚の画像が、コレです。

上が、28mm相当、下が84mm相当のレンズの写真です。
35mm時代のレンズと同じ画角を撮りたい場合
レンズ本体を小さく出来る利点が有ります。
一眼レフでありませんが、ママりんのコンデジは、
表示が、4.1mm-49.2mmという望遠レンズです。
約2m位から撮った画像が、コレです。
上が、25mm相当 下が、300mm相当になります。
また、コンデジの場合最初の表記の大きい距離と小さい距離の比率が12ですので、
カタログでは、光学12倍のズームと表記されています。
一眼レフの交換レンズで、25mmという広角な画角から300mmという望遠までを
カバー出来るレンズは、10万円ぐらいします。
コンデジもバカに出来ませんよ!
それともうひとつ、レンズには、F値(レンズの焦点距離を直径で割った値)
というのがあります。
簡単に言うとその数字が小さい方が、明るいレンズ、つまり暗い所が
撮りやすい事になります。
で、冒頭で表示したレンズで、部屋の中で、撮った写真がコレです。
カイルに50cmほどまで近づいて撮った画像です。
ということで、くどいようですが、やはり一眼レフは、自分の撮りたい絵を
想定してそれに見合ったレンズ選びが必要です。
それが、大変なら、ママりんのコンデジのような選択もありますね!
また、偉そうな事を語ってしまい申し訳ございませんです!
ではでは
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読んでくださって、ありがとうございました
明日も見に来てくださいね