チョンサンフェ編集部が聞く!業界裏話 Vol.2 | kyc-saitamaのブログ

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もしもの時に知っておきたい介護のいろは

~知ってそうで知らない介護を受けるための流れ~

 

今日の専門家

介護福祉士

 

編集部:青商会会員の親たちも高齢者と言われる世代になり、これから介護が必要になったらどうしようかと心配しています。実際に介護を受けるにはどうすればいいのでしょうか。

 

昨今、高齢者介護が社会的な問題としていろいろとクローズアップされていますが、そもそも介護サービスを受ける方法は案外知らないものです。業界裏話の企画ですが、まずは「表話」から。

サービスを受けるまでのプロセスは以下の通りとなります。

最初のステップは、お住いの市区町村の窓口で要介護認定を申請することです。申請後は市区町村の職員などによる聞き取り調査が行われます。また医師の主治医意見書が必要となります。これらの情報に基づき、市区町村が要介護度を決定します。

要介護認定は、介護を必要とする度合いによって「要支援1~2」「要介護1~5」の7つに区分されます。要介護5が最も重度の状態ということになります。

ここから実際の介護サービスを受けるためのケアプランの作成に進みます。要支援の場合は地域包括支援センターが、要介護の場合はケアマネジャー(介護支援専門員)が作成します。この際に、自分たちの意見や希望をはっきりと伝えて納得できるプランを作ってもらうことがとても重要となってきます。

 

編集部:いろいろと手続きが必要なんですね。このケアプランに沿って介護を受けられるとして、どんなサービスがあるんですか。

 

介護サービスは「居宅サービス」と「施設サービス」に分けられます。

居宅サービスは自宅にいながら利用できるサービスで、施設サービスは特別養護老人ホームなどに入所している方が利用するサービスです。よく耳にするデイサービス(通所介護)は、居宅サービスに該当します。

居宅サービスの中でも最も利用されているものは、訪問介護です。ヘルパーさんと言われる人たちは、この訪問介護員のことを指します。

訪問介護も「身体介護」と「生活援助」に大きく分けられます。身体介護には主に食事、排泄、入浴、更衣などの介助サービスがあり、生活援助には掃除、洗濯、買い物などがあります。

またデイサービスに関して話すなら、利用者は施設に通い、入浴や食事の提供、生活相談や機能訓練などのサービスを受けますが、家にとじこもりがちな高齢者にとっては、外出機会を設けることで身だしなみを整えたり、会話量が増えるなど、精神的な効果も期待できます。同時に同居家族を介護から解放する時間を作ることにもなり、リフレッシュの機会を提供することにもつながります。

最後に利用料金ですが、自己負担額は基本的には1割です。

 

編集部:知らないことばかりですね。まったく「裏話」感がありませんでしたが…。より詳しく聞きたい方は、編集部まで声をかけてください。

 

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