ピエパケ

ダイナースクラブフランスレストランウィーク２０１５始まりました

Tous au Restaurant　～皆でレストランに行こう

そんな主旨ならば、美味しいだけではなくフランスの食文化も伝えれたら

と思い、日本のシェフが殆ど作らないピエパケに決定


ピエパケ（Pieds paquets marseillaise）とはマルセイユ発祥の内臓の煮込み料理です


内臓料理なんて嫌ッッ

そんな方は無理して喰わんで下さい

代わりの肉料理を準備しますので


知らない料理に興味のある方、内臓料理の好きな方が食べてくれればイイんです

でも、この料理もフランス文化の一つです


それではチョットだけ其の世界を

二戸の豚屋さんから豚のパーツが色々届きました

ベーコンを仕込みました

見てください、このベーコンの発色

変な薬なんぞ使いません

塩とスパイス、ハーブだけです

ハチノスも届きました

ハチノスの中に豚腸をベーコン、ハーブ、アルマニャックでマリネし詰めます

それと豚足を鍋に入れ、店の畑で採れたトマトと白ワインで煮込みます

4時間半～5時間位ゆっくりと煮込みます

ただ長時間煮込む訳ではなく、ソースのトマトと豚足のゼラチン質のバランスが取れ、ハチノスが最大限に膨らんだ状態をシンクロさせる事が重要

緊張の一瞬　 ピエパケ入刀です笑

この切った瞬間の官能的な香り　これぞフランス料理の真髄ですな

完成


フォトジェニックではないかもいれませんが、堂々と生きることの素晴らしさをピエパケは何時も教えてくれます

"Tous au Restaurant"