常夏の雪…大伴家持は盛っていた? | 無精庵徒然草

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無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。

 ← 閻 連科 著『硬きこと水のごとし』(谷川 毅 訳 河出書房新社) 「文化大革命の嵐が吹き荒れる中、革命の夢を抱く二人の男女が旧勢力と対峙する。権力と愛の狂気の行方にあるのは悲劇なのか。ノーベル賞候補と目される中国作家の魔術的リアリズム巨篇。」

 

 閻 連科 著『硬きこと水のごとし』を25日未明に読了。『愉楽』以来の二冊目。『愉楽』ほどじゃないが、マルケスばりの魔術的想像力炸裂。文化大革命の真っ最中のドラマなので、毛沢東語録などが随所に引かれ、革命中国の堅苦しさが満々なのだが、その桎梏を敢えて課しながらも、革命の想像上の内実をとことん描き切っている。

 出版社の「文化大革命の嵐が吹き荒れる中、革命の夢を抱く二人の男女が旧勢力と対峙する。権力と愛の狂気の行方にあるのは悲劇なのか」という内容案内は、的を射ている説明。紋切り型の革命話になりそうでならない。全くならない。そんな話…ありえない。とにかく面白い。

 

 トニ・モリスン作の『タール・ベイビー』 (ハヤカワepi文庫 モ 1-7 epi105)を読み始めた。この読メで数年前に知った作家。本書で早くも3冊目。 (07/25 21:34)

 

 今日は休み。晴れ。お出かけ日和……じゃない。暑すぎる。午後の4時半から庭や畑仕事。先日、果樹の畑で高枝切り鋏などを使っての木々の枝葉の伐採作業。今日はその後片付け。散在した枝葉を所定の場所へ。ついでに畑の草むしり。

 忙しさと暑さでバイクは庭先に起きっ放し。今の勤務は半ば夜勤。未明に帰宅して、明け方に寝て起きるのは午後3時過ぎ。ツーリングするとしても遅すぎる。 (07/25 21:30)

 

[夢]巨大なトレーラー(ダブルス)を運転する! 夢を見た。(多分 東京から)運転して行って、西日本の何処かで荷物を積載し一路東へ走っていた。が、某所(岡山?)でトレーラーが突如 運転操作不能に。トレーラーは暴走し始め、ついにジャックナイフ状に折れた状態で(何故か路肩に立ち尽くす)我輩に突っ込んでくる。避けようもなく、死を覚悟した。

 それでも(今度は運転席に我輩が戻って居る! 必死にブレーキペダルを踏んでる)我輩は何処かの白っぽい四角いビル(営業所)にあわや衝突するギリギリの所で止めることができた!

 四角いビルの周辺は広い野原で砂利道が通ってる。ビルへ突っ込むことは回避できたが、随所の構造物を破壊することは避けられなかった。事故死しなかっただけ、不幸中の幸いと安堵してる自分。

 安心したら余裕が出来て、そうだこれだけの事故だし、警察に電話しなきゃと思い始めた。その矢先だった、眼前に人影。立派な厚手のコートを羽織った男。ハットのせいか、逆光のためか顔……表情は窺えない。恰幅のいいガタイ。刑事だ、という直感。

 彼は我輩を促し四角いビルの脇の一角へ。日影(あるいは外灯の死角)で暗い。長方形のテーブルがある。彼は我輩に事情を訊こうとする。妙に開き直ってる我輩は男に身分証明書の呈示を求めた。彼は(苦笑いしつつも)大人しく呈示した。暗くてしっかり確認できない。ま、いっか。

 我輩は大人しく事情聴取に応じる……こんな暗いところで調書にメモできるのかと妙な疑問を抱いた…ところで目覚めた。

 ちなみに我輩はトレーラーの運転経験はない。ダブルスの免許も所有してない。というか、トラックでの荷物運びの経験もない。事情聴取されたこともない。岡山に行ったことはない(通過したことが一度あるだけ)。

 バイクでの度重なるスピード違反で錦糸町(?)の警察署(?)に出頭したことが一度ある。信号待ちしてて信号が青になったのでスタートしたら、左の路肩に停車してた巨大なトレーラーが突如Uターンし始め、道が完全に塞がれ、あわや衝突、ということがあった。

 我輩はナナハンをわざと右方向にスライディングさせて転倒させることでトレーラーの側面に衝突という最悪の事態を回避した。体は無事だったがバイクは激しく損傷。……でもこれは30年以上 昔のことで、今回の悪夢(?)で辛うじて思い出したに過ぎない。トラウマにもなってない。オートバイではトラウマになってる危機を幾度も経験してる。バイク歴40年近いからね。

 刑事が立派なコートを羽織ってるってのは、テレビドラマ「相棒」の杉下右京の影響(断言)!

 

 ← 「白砂青松」……我輩はずっと「はくさせいしょう」って読んできた。「はくしゃせいしょう」が正解。……画像は富山市の岩瀬浜。白砂じゃない。ただ、真夏以外は、白山が遠望できる。白山……冠雪の立山連峰だけどね。

 立山(たちやま)に 降り置ける雪を 常夏(とこなつ)に 見れども飽かず 神(かむ)からならし 大伴家持(巻17・四〇〇一)

 大伴家持さんったら、常夏に……なんて歌ってる。盛ってる。真夏の1ヶ月余りは雪はないんだよ。……それとも当時は1年を通じて冠雪だった? ……余談だけど、「常夏(とこなつ)」って大野屋の和菓子 好き。

 アナウンサーさんもちゃんと「はくしゃせいしょう」って分かるように発声してほしい。何度聞いても「はくさせいしょう」と聞こえたよ。テレビのニュースで聴いて(こっそり)間違いを訂正できたはずなんだから。 (07/26 08:44)

 

 今日は亡き母の月命日……じゃなく命日。親族(姉夫婦)と共に仏前に。お墓参りへも。 (07/26 13:27) 姉夫妻が来られた際、ドアフォンは鳴らしたようだ…が、鳴るのは茶の間。吾輩は書斎の縁側に居る。聞こえない。そこは姉のこと、玄関の戸を開け、ドンドン中に入ってくる。寝室の戸を開けて呼びかける。さすがに聞こえた。(07/26 21:55)

 

 今日も畑や庭仕事。完全装備でマスクにサングラスも。午後の4時半過ぎから7時過ぎまで。密度の濃い作業で疲れた。今日はカナブンやら銅色の虫を多数見掛けた。 (07/26 20:09)

 

 一昨日 未明に帰宅して茶の間に入ると、何やら虫の飛び回る気配。襖や壁にぶつかりまくってる。点灯前なので真っ暗。虫の正体が分からない。気配からして大きい。熊蜂? ゴキちゃん?

 恐々明かりを灯す。襖にへばりつく虫……カナブン! 熊蜂でもゴキちゃんでもなかった。迷いこんだ? 我が家は開放的になっていて、窓や出入り口の戸を締め切っても通気性が抜群。カナブンくらいなら出入り楽勝。奴、夜になって蠢き始めた。出入りOKだよ、出てっていいんだよ。

 茶の間の中で動き回るので、室内で…撮影できてないって書こうとした瞬間、眼前の襖に(灯りに釣られて?)カナブン止まった。撮影のチャンス到来。……成功した。 (07/25 23:11)