我が家に今 東光の本が! | 無精庵徒然草

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無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。

 ← 今 東光著『みみずく説法 (1957年)』(カッパ・ブックス)カバーの絵:杉本健吉「雷神」(ろうけつ染め)カットも。本書を原作の映画化で、田舎のお寺天台院の住持が三十六軒の檀家の人々との間に織りなす風俗劇。夜っぴて起きているので人呼んで“みみずく和尚”という:「みみずく説法:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画

 

 今日は終日の小雨の休日。疚しい思いなく庭仕事 サボった。代わりに溜まった新聞紙の片付け、お茶や水などの買い出し(買い置き)、展覧会チラシの整理(二千枚以上)、その他 洗濯2回にスーパーへ買い物など。 (06/23 01:05)

 

 今 東光著の『みみずく説法 (1957年)』(カッパ・ブックス)を20日(土)に読了。仕事の合間の息抜きに。

 今では話題に上ることもないかもしれないが、生前は豪放磊落っぽくもあり人気者だった。

「今 東光(こん とうこう、1898年 - 1977年)は、横浜生まれの小説家、天台宗大僧正(法名 春聽)、中尊寺貫主、参議院議員。大正末期に新感覚派の作家として出発。(中略)住職として住んだ河内や平泉、父祖の地、津軽など奥州を題材にした作品で人気を得た。週刊誌やテレビでも活躍し、毒舌和尚としても知られた。」(「Wikipedia」より)

 実際、同氏の作品を原作にした映画ドラマも多数あり、本書を原作の映画化で、田舎のお寺天台院の住持が三十六軒の檀家の人々との間に織りなす風俗劇。夜っぴて起きているので人呼んで“みみずく和尚”という映画も:「みみずく説法:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画

 吾輩が学生当時、週刊プレイボーイに同氏の人生相談蘭があった。いつでもいらっしゃいなお寺は、今はありえないのかな。

 

 ← 『『季刊 未来』2023年春号』(月刊PR誌「未来」|未來社

 

『季刊 未来』2023年春号』(月刊PR誌「未来」|未來社)を22日(木)に読了。一冊まるごと通読。せっかく書店でゲットする出版社のPR誌なので、流し読みでは勿体ないと、通読することに。

 ランボー論や萩原朔太郎と吉本隆明と吉本隆明の詩論考など、幾つか興味深い論考もあるが、今の自分には手出しは難しい。萩原朔太郎の「詩の原理」など、父の蔵書で発掘した本でもあり、下記の論考を読みたい気はあるのだが…。

 以下、せめて目次だけでも示したい。

 

 目次:

共和「社会」と「国家」の相違――新川明氏の批判への応答①  川満信一……2
菊タブーへの挑戦?
     残照録3  上村忠男……14
稗史『黄色軍艦家【キルグンカンチャー】』余録2
    「第二章 大迂回」  八重洋一郎……18
〈探究の試み〉の断念へ、そして〈書くこと〉の断念へ2
     ランボー「言葉の錬金術」の詩学を探究するために20  湯浅博雄……24
固有名詞考 (2)
     現代見聞録4  菅野昭正……34
詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて2  野沢 啓……39

 

『図書 2023年 05 月号 [雑誌]』を読み出した。書店での本購入の際、レジでゲットした。

 遅読の我輩、月に読めるのは十数冊。読みたい本を横目に今 手にしてる本に集中。こういった出版社の広告誌で今生 手にすらしえない本の数々の匂い……雰囲気だけでも味わう。自分の生きる世界は狭い……でも際限なく広い世界と繋がっていることを感じる。深さ広さは浅さと狭さの自覚次第なのだろう。 (06/22 21:27)

 

『プラトン全集〈12〉ティマイオス・クリティアス』を読み続けている。「ティマイオス」……相変わらずほぼ99%理解できないままに牛歩してる。地水火風で……正多面体で宇宙も人体も説明し尽くす。魂……神は別次元。血肉骨筋関節脳を(一貫した?)論理(?)で語り尽くす……その意志の堅固さたるや! というか、強引さの極み。 (06/23 00:59)

 

 ウラジーミル・ナボコフ著『ナボコフ短篇全集〈1〉』を読み続けている。どの短篇もレベルが高い。いかにもナボコフらしく、蝶の収集家の話はリアル!

 10日以上を費やして読んできた「ナボコフ短篇全集〈1〉」も明日には読了の見込み。古書店で発掘した掘り出し物。 (06/23 01:08)