功成った作家だからこそのデカダン回帰? | 無精庵徒然草

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無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。

 ← 畑と庭の境目の生け垣。ここの生垣は、母屋の防風林の役目も担っている…。そのために植えた三重カナメが椿同様 とっても元気。ここにもやはり刈った枝葉をたっぷり堆肥にしたからか。 (03/26 21:13)

 

 三重カナメなる植木を知って十年ほどか。以来、この名称が気になっていた。どうやら、三重県産の種類らしい。正式には、三重カナメ(スカーレットパール)か。参考:「真赤な生垣アカメの歴史 | 迷えるオッサンの老惨禄

 

 相変わらず、コリン・ウィルソン著の『アトランティスの遺産』を読んでいる。さすがウィルソン、トンでも説かもしれないとしても、畳み掛けるような論述。学術書じゃなくエンタメとして楽しむ。但し、読んでる最中は、しっかり真に受けて。それが本書を楽しむ秘訣。 (03/26 19:35)

 本書にて通常なかったはずの有史前の古代文明の存在が縷々語られる。その証左は、「南極が描かれているとされる地図」などである。プラトンの書にあるアトランティス大陸の謎も当然ながら採り上げられている。(参考:「古地図に残された超古代の記録「ピリ・レイスの地図」」)

 

 ← 今日は終日の冷たい雨。水仙たちが項垂れちゃってる。午前中に干した洗濯物が夜になっても乾かない。寒い! やまない雨はない。乾かない洗濯物はない。明日、晴れたら、洗濯物も乾くはず。 (03/26 23:48)

 

 26日(日)は終日、冷たい雨だった。夜半を回った今も降り続いている。せっかくの休日だが、洗濯物を干したあと、ウエルシアで水などを買った。

 このところ、即席麵、それも乾麺続き。せめて水だけは水道水じゃないペットボトル入りのもの。だが、乾麺が続くとうんざりする。やはり、せめて生麵がいい。だが、生麺だと、麺をほぐす水と、麺つゆ用の水が要る。つまり、ペットボトルの水が倍、必要なのだ。そこがネック。でも、生麺のラーメンがずっと美味い。

 冷凍庫の蓄えに、冷凍野菜類も買い置き。

 

 ついで、ガソリンスタンドへ。ガソリンも給油。燃料費が高い。少しは下がったが、高止まりしている。

 さらに、スーパーへ。レンチンの総菜を二日分。少しはリッチな食事をしたいが、いざとなるとカネを惜しむ。性分なのか。

 帰宅して、午前に続き、雨の中、庭先の椿の花の掃除。昨日の日記に書いたように家の入口付近に椿の木から落下した花びらが杯盤狼藉状態。色が鮮やかだけに目立つ。今年は椿も元気…なのは嬉しいが、花の頻繁な落下は嬉しい悲鳴か。

 

 ← 今年は木瓜の開花もイキイキ。雨に木瓜の花の赤が鮮やか。これはもうボケなんかじゃない! (03/26 21:18)

 

 自宅では、コリン・ウィルソン著の『アトランティスの遺産』とマリオ・バルガス=リョサ作の『官能の夢―ドン・リゴベルトの手帖』とを相変わらず交互に読んでいる。

 リョサは、『密林の語り部』『緑の家』『世界終末戦争』などと読んできたものだが、久々にリョサ作品をと、『悪い娘の悪戯』を読んでびっくり仰天。路線の変更があったのか、齢を重ねて頭が柔らかくなったのか、グッと砕けた作品に。

 そこに今月初め、たまたま古書店で見つけた本書『官能の夢―ドン・リゴベルトの手帖』である。ほとんどエロ小説だが、そこは一味も二味も違う。助平ぶりが堂に入っている。年季が違う。晩年の我がガブリエル・ガルシア=マルケスが川端康成の『眠れる美女』に影響されて『わが悲しき娼婦たちの思い出』などを書いたようなものか。功成った作家だからこそのデカダン…軟派回帰?