雪さえ降っていなければ、歩道さえ根雪がなかったならば、何より、普通の革靴などを履いていなくて、長靴かブーツだったら、傘は持っていたのだし、断固、歩いて帰っただろう。
昨年12月7日も、術前検査を終えて富山駅に降り立った時、やはり雨だったが、氷雨の中、傘を差しつつ、冷たい風に吹かれつつ、歩いて帰路に着いたのだし 。
そう、我が家は駅から歩いて十五分ほどなのである。
傘があり、足元さえ確かなら、駅から家までは、断固、歩いて帰る。
→ 浴室のボイラーの上に止まっていた鳥。雪原を前に、何、想う? 茶の間の窓から撮ったもの。
やはり、タクシーしかないか…。
ふと観ると、駅前に富山ライトレール
(ポートラム
)の夕刻の明かりに映える、洒落たデザインの車体が停車場に止まっているではないか。
しかも、今まさにお客さんたちが乗り込むところである。つまり、発車が間もないということだ。
久しぶりにポートラムを利用しようか。
この電車なら、我が家の最寄の駅まで行ける。
その駅からは、やはり降る雪、足元の雪、融雪装置から時折噴き出される融水に悩まされるとしても、数分の我慢ですむ。
思えば、昔は、富山駅から支線が出ていた。京都や東京などから富山への切符を買うと、JRである限り、富山県内のどの駅にも乗り換えられるし降り立てる。
が、北陸本線が急行に、特急に、と変わり、民営化で採算の合わない支線などが第三セクターなどに移譲されると共に、富山駅からの支線も、JRとは別個(富山地方鉄道)の経営主体となり、わざわざ別の料金を払って乗らないといけない。
便利なようで、経済的には不都合になった。
ポートラム自体は、一昨年からのセントラム も併せ、環境に優しいとか、デザインが洒落ているとか、全国的にも有名なったりして評判がいいのだが、なんとなく釈然としない。
← 雪掻きをしていたら、家の近くにある観音堂の前をハトが2羽、チョコチョコ歩いていた。餌を求めてる? 探すのに窮しているのか、人の気配になど構っていられないとばかり、あちこちを突っついて回っていた。
さて、退院したその翌土曜日、図書館へ。
そう、読む本がないと生活に困る!
何はさておき、図書館へ、というわけである。
その上で、ついでにスーパーへ回って、食料品など生活物資を買ったのだった。