三浦展さんの「新東京風景論」読んでいて、風景の平均化より、より一層の「なんだかな~」と思わされやんし。。。
- 新東京風景論―箱化する都市、衰退する街 (NHKブックス)/NHK出版
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やっぱり、高度成長期以降(特に90年代以降は、更に!)の日本の都市や街は「美しくない」※頑張ってるのもあるかもしれないけど、、、高度成長期の開発前の日本の自然との調和がとれた風景と比べてしまうと、、、残念感しかないのでし。
そう思えたのは、この三浦展さんの「新東京風景論」以前にもあって、、、小田急電鉄のよくありがちな車両&沿線の歴史本での、東京の西から箱根までの、昔のフォトを見てしまうと、、、かなり愕然なのでし!菜の花畑をはしる車両!(これは京王線の本だったか?)や、丹沢?(地理に疎い)今回のもえみめもNEOで舞台にもなった秦野などの山間のきれいさ!あゆ釣りの川のきれい&豊さ!なに一つとっても、もう帰ってこない風景だし、都心部からでも、こんな近くに、こんなんいいとこがあったなんぞ!なのでし。。。
そんな感覚を三浦展さんの「新東京風景論」でも味わう羽目に、、、(幕張での潮干狩り風景や台場での海苔養殖、東京郊外の穏やかな街並み!などなど ※なんで国立駅や街はあんなダメダメなってしまったんだろう。。。)
しかも、おもしろかったのが、冒頭での高田市(現:上越市内)の人口の話で、当時(開発前)と今と、結局、街を開発しても人口が変わっていない!というか、開発による効果が皆無!(苦笑)へたすれば、昔よりにぎわってないという結果。。。おいおいでし。
そんな話を象徴するが、この本の「ニュータウンの盛衰」の章、、、期待して土地を安値で多摩ニュータウン宅地に提供したのに、結局のことろ、多摩ニュータウンでの繁栄はなく、終いには今や、街自体がシャッター街にという顛末。立派な道路や建てもんを建てても、こんなんだったら、開発前の自然豊かな多摩丘陵の方がまだマシだったように思えまし。。。
ほかにも読み応えのある章が多々!(最終章はやや好みによりけりだが、、、)興味がある方は、ゼヒニおすすめでし!