本当に美しいメロディー書く人だなあ｡
これはデビュー20周年アルバム､ということらしい｡
自分のところにグッと入り込んでくるのは ､「あけぼの」 のようなシンプルな曲から､続く「Black&White」 の煌めき､そしてラスト「虹の都へ(ver.09) ｣の流れ｡つまり､アルバムの最後の3曲がもうめっちゃ溜まらんね｡
ラストの「虹の都へ(ver.09) ｣は自身最大のヒット曲のセルフカバーだけど､本当に素晴しいものに仕上がってる｡
セルフカバーって実は結構難しいみたいで､最初に歌ったときよりも､やっぱり表現力があるし､自分への理解､したいことの実現度もあがるから､もっといいものが出来ると思いがちだけど｡
実はそこで歌いすぎたり､練り込みすぎたりして､全く別物になってしまうことが往々にしてある｡もちろん､それはそれで素晴しいものではあるんだけど､原曲に慣れ親しんでいると､くどいって感じることが多いんだよね｡
でも､ここは自らへの自信の深さが見えて､すごくシンプルに､盛るのではなく削ぎ落とすことで表現力を高めている｡
この楽曲自体とても素晴しいけど､セルフカバーの最&高の見本にもなっていると思う｡
それはこのアルバム全体を彩っているカラーでもある｡自信と余裕｡
素敵である｡
★★★★
きゃりーぱみゅぱみゅ様の20周年記念アルバムの時に､ワタクシは生きているのでありましょうか｡
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