おはようございます。
今日は中医学のお話です。
昨夜、中医学の課題を提出しました。
添削待ちです。
これまでのナース人生、数々の課題レポートの提出も、
合格率20%のケアマネジャー資格試験も
全て一発合格してきて、
再提出をくらうことがなかった人生を歩んできましたが、
中医学の学び直しのより専門的な勉強に関しては、再提出が当たり前になってしまいました😹
この課題の内容をみなさんにお伝えしようと思います。
長くなってしまいますが、これをお読みになって
わかりやすいか、よくわからないと思うか、
ご意見を頂きますと嬉しいです🙏❣️
課題は、
東洋医学をまったく知らないお客様に
「後天の精」に付いてお教えするとしたらどんな風にお教えしますか?
です。
それでははじまります。
東洋医学には、「先天の精」と「後天の精」があります。
精と聞くと少し難しい考えのように感じるかも知れませんがこれらは元気でいる為に欠かせないカラダに必要なものです。
そしてこの精という考えを知るには東洋医学の五臓を知る必要があります。
五臓とは肝・心・脾・肺・腎の5つの事で、これは内臓の事ではなく東洋医学が考えるカラダの仕組みです。
そして「先天の精」とはこの五臓の腎に備わっている生命エネルギーです。
「先天の精」は、腎の精と言って、
私たちが両親から受け継ぎ生まれながらに五臓の腎に備わって生命パワーの源として貯えられ、発育・成長・生殖機能・老化に大きく関わっている大切な物質でありエネルギーです。
そして、これは自分たちでは変えることのできないものです。
それでは「後天の精」について、お伝えしていきます。
「後天の精」とは、外から補充が可能なもので。2種類あります。
ひとつは、「水穀(すいこく)の精微(せいび)」で、水穀とは飲食物のことです。
私たちが飲食をすることで水穀をカラダに取り入れて、その水穀からのカラダに必要な成分「水穀の精微」を取り出しています。
つまり、「水穀の精微」は飲食物中の有益な成分です。
まず、水穀を口から食べ、飲むことで、胃内に取り入れます。
その水穀を水穀の精微へと小腸が変化させます。
そして「水穀の精微」は、脾に渡されて、気血(津液)となり、全身に運ばれます(気: カラダのエネルギーとなるもの 血: カラダを栄養するもの
津液: カラダを潤すもの)。
こうして、脾と胃は協力して水穀から必要なエッセンス・水穀の精微を取り出しています。
あともうひとつは五臓の肺から取り入れる「自然界の清気(酸素(空気))」です。
私たちは呼吸することで、「自然界の清気」を体内に取り入れています。
現代医学では、人は酸素だけを吸って生きていますが、自然界の清気とは単純に酸素だけではないたくさんの自然界のエネルギー(たとえば花や草木の香り)のことではないでしょうか?
この「後天の精」である「水穀の精微」と「自然界の清気」は、私たちが元気でいることができれば、ずっと補充し続けることが可能な材料です。
このふたつの「後天の精」が、補充ができない「先天の精」を、補充が可能な「後天の精」が助けています。
以上が「後天の精」の説明になります。
ぜひ、ご感想をおまちしております😽