おはようございます
積み本崩し…の一冊。
表紙買い…その３です
イケてるメンズに挟まれるかわいい男の子
いい感じじゃないですか？
そのイケメン達との縁は……
縁は切れてもまた結べる。どの縁を選ぶかは
結局、自分次第。
自分で決めて掴み取ったものだから
意味がある。
李丘那岐
イラストは駒城ミチヲさん
２０１６年４月
ルチル文庫
＜あらすじ＞
誰かの世話ばかり焼いている公比古には、
人の縁が「糸」として見える。
ある日、縁結びの霊験あらたかと噂の神社へ
出かけ、狛犬にしては珍しい狼姿の一対と
出会った公比古。
その夜、タイプの異なるイケメン✖️２が訪れ
「我らが主の末裔、その血に懐きにきた」
と告げる。居座ると決めた彼ら
愛介&幣介は、家賃代わりにと夜ごと公比古
を蕩かして！？
李丘那岐さん、初読みの作家さんです。
(〃^∇^)o彡☆あははははっ
笑っちゃいました。
そしてそして、ジーンとしちゃいました。
我ながら、表紙買い…ピンポーンって具合に
上手くいってます。
読むタイミングっていうのもあるんで
しょうけど。
面白いイケメンの二人が
それぞれに個性的で
公比古は平凡な平成男子な感じなのに
二人に対する突っ込みがナイス
関西人だから？
突っ込みが良いと面白いと思っちゃう。
そして今回は
癒しとラブの
もふもふ度高めのラブコメ
公比古には、人には見えない「縁の糸」が
見える
キラキラ
光る人と人を結ぶ糸。
赤い糸は、みなさんご存知の小指と小指の
運命の糸…それとはまた違う糸。
その公比古は、なんと「タケルくん」って
言う
１０００年前の神様の子孫。
日本神話の「タケルくん」といえば……
ですね
でも違うと思いますタブン
こちらの「タケルくん」という神様は
縁を切る神様です。
悪縁を切り、良縁を結ぶとされているそう
で
その神様の
それも、濃ゆい血を引くため
「縁の糸」が見えちゃう
その上、「タケルくん」は性欲旺盛だった
ので公比古がそうなのも
血筋だと告げられちゃう
そして、そんな事を伝えに来たわけでは
ないけれど「タケルくん」を祀っている神社
の狛犬達が公比古の処へやって来た。
愛介の言葉を借りると
「僕たち、『狛犬の中の人』なんだよ、今風に
言うと。正確には『狛犬の中の狼』だけど。
今は『人の中の狼』ってことになるか」
要するに、狼が本来の姿ってこと。
狼すがたの挿絵がこれだけしか無いのが
ちょー残念なところ。
その「縁の糸」を巡って
公比古、愛介、幣介、
当て馬的存在の公比古の友人の達也や
神様のつかい仲間の白蛇・結目と
縁を切ったり
また、結び直したり。
今回、面白いだけじゃなくて
人と人との縁についても書かれていて
きっと若く？もっと若い頃？
なら、
ふぅーーん…って思っただけかも
しれないけれどこの歳になると
人の縁って、本当に不思議で大切だと
実感しているので
ジーンとしちゃいました。
ところで
この狼たちは、狛犬なので食事は
ほとんどしない。
そのかわりに公比呂の神気が欲しいと
公比古の美味しい
白いミルク(*ゝｪ艸)を貰うだけなんだけど
それも、１日交代で代わり番こに
そんなところも可愛い♡
初めて繋がったのは幣介が発情して
「公比古…したい」
率直です…幣介は…うんうん
「俺のを公比古の中に入れる。
俺のものって印をつける」
そして
「僕は…もうとっくに。抑えるのもそろそろ
限界って思ってたところ」
いつもはおちゃらけているけれど
冷静な愛介もカッコいい
求められて嬉しい
欲しいならあげたい
これで…上手くいくはずなのに
二人の狼たちは
公比古との縁を勝手に切ってしまうんです。
それは公比古のため
優しい狼たちの決断
縁を切られた人はどうすればいいのか
手に入れる覚悟。失う覚悟。それを固めて、
自分から縁を結びに行く。結んだら
もう切らせない。
ではではまた
皆さんも良い縁がありますように。