第9話『ついに手術!』




手術の前日、その日も検査があり、1人で検査室までとぼとぼ歩いていました。


しかし、いきなり目の前が真っ暗になって倒れて込んでしまいました。貧血によるものでした。これまで貧血などなったことはありませんでしたが、ずっと絶食生活だったことが原因でした。



周りの看護師さんやお医者さんがたくさん集まってきて、対応してくれたのをボーッと眺めることしかできませんでした。



そんな心配な出来事もありましたが、

なんやかんやで、ついに手術!



当日は朝9時頃から看護師さんに連れられて手術室に行きました。手術室の前まで両親が見送ってくれ、二人に手を振って奥へと向かいました。



手術室には担当の執刀医はおらず、まだ看護師さんと麻酔師さんしかいませんでしたが、手術台にそのまま横にされ、どんどん手術の準備が進みました。



すると、麻酔師さんが、

👨‍⚕️「それでは麻酔していきますね~

       すぐに眠くなりますからね~」



そう言われるとなんだか、絶対寝ないぞ!という気持ちになるというもの。



しかし、そう思った、たったの2秒後…


「痛ででででぇぇぇえーー!!」


お腹にとてつもない激痛が走りました。



しかし、そこは手術室ではなく、エレベーターの中でした。



そう、私はちゃんと麻酔が効き、2秒後にはしっかり眠りに着き、そのあと、6時間ほどの大手術を終えていたのでした。



そして、手術室から回復室まで運ばれているときに麻酔が切れ、目が覚め、突然の激痛に叫びまくった、とういうことだったんです。



エレベーターを降りると、そこには母がいました。

母は私にスマホを向け、パシャパシャと記念写真を撮っていました。Σp📷✨ω・´)



その行為に私はとてつもなくムカつき、更に母に向かって叫びまくったのを覚えています。



だいぶダメなことも言いましたが、こんなに普段いい子な私が言うんだから、それくらい痛かったということですね。笑(ごめん。)



その日はそこで記憶が終わっています。

そこからすぐにまた気絶するように寝たのか、

痛すぎて記憶から消えているのか…。



しかし、地獄はそこからでした…。👹



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