とうの昔に追いきれなくなった国産ジン。
新商品のリリースと価格帯、入手性の問題から選択肢が増え、とりあえず一本買ってみようかと思ってもうんうん唸って結局買わない。
試飲もできなければ大半のものBAR飲みもできないため(都会の専門BARは除く)、前情報もなくぽーんと一本買うのはなかなかできなくなってきた。
そんななか、逆に外国に目を向けると、もちろん外国でも新商品のリリースが続いているわけだが、まだまだ2000円台のラインナップが豊富であることに気づく。
といっても今回ご紹介するのは「クラフト」以前から活躍していたジン
『ブラックウッズ ジン 2012ヴィンテージ』 40度 2000円ちょっと
ジンにおいてビンテージ表記は珍しいものの、このボトルで2012年以外のものってあるのか?
一応アマゾンなどでジンの扱いが少ない時期からあったジンで、こちらよりもむしろリミテッドエディションのほうが知名度が高かったと思われる。
旧ボトルのリミテッドエディション 驚きの60度
漫画『BARレモン・ハート』でも扱われたことがある、度数60度というジン。
今回紹介しているのは40度のスタンダード品だが。
50度までならそれなりに見かけるが60度はそんなにないと思われる。
ビクトリアンバットのシングルカスクが57度くらいだったかな。
香りは森林系かと思ったら柑橘系。
味わいは甘く、そしてまとまっておりハーバルな苦味がいい塩梅で残る。
後味感がハーブ!!!という風でなく、ほどほどなので逆にそれが森林を想起させるような爽やかさ。
こういうのが2000円台からあるんだから、外国でずっと戦ってきた銘柄はあなどれない。
今どきな佇まいのボトルもいいけど、こっちのこういうのも好きなのである。
こちらは現行。
旧?ボトル。現行はまだ飲んでいないので違いはわからない。