忘れられない日 | 未熟児ママきゃーるのブログ『未熟児で生まれた兄と未熟児+気管切開をしている妹の成長記録』

未熟児ママきゃーるのブログ『未熟児で生まれた兄と未熟児+気管切開をしている妹の成長記録』

未熟児で生まれた長男と超未熟児で生まれ気管切開している長女のこと、日々の生活を書いてます。

この日の記憶はしっかりと書けるかわかりません。
今でも涙が出てきます。


4月9日火曜日
午前中は、妹は下の子の入園式へ。
わたしはさらの歩行リハビリへ。

リハビリを終えスーパーで買い物をして遅めのお昼ご飯を食べ始めたところで、知らない番号から電話が鳴りました。

時刻は13時5分。
〇〇病院です。
娘さんですか?
お父さんが13時4分に意識不明になりました。
今から来れますか?
何時くらいになりますか?

絶句と共に過呼吸がおきてしまい、うまく返事することができません。

13時半までには行きます。
となんとか返事をし、妹に連絡しました。

妹はすぐに支度をしてわたしの家に寄って2人で行くことにしました。
妹とわたしの家は車で約5分くらいです。
わたしが過呼吸をおこしていることもあり、ひとりで運転して行かせるのが不安だったのと、早く父に会いたいという一心だったようです。


さらを敷地内同居している義両親にお願いして妹の到着を待ちました。

妹が来てすぐに病院へ。
4階のいつもの部屋へ向かおうとした時、看護師さんにこちらですと個室に案内されました。


そこには酸素をつけて眠っている父がいました。
お父さん?
お父さん!
お父さん起きてよ!起きて!!
起きて!!!
いくら声を掛けても返事はなく動いてくれません。
モニターを見ると0でした。

何これ?どういうこと?
過呼吸がさらにひどくなり、涙が止まりません。

すると、先生と看護師さんが来て話しを始めました。
13時4分に意識が失くなり、呼吸が止まり、心臓が止まりました。
(呼吸が止まった時間、心臓が止まった時間を話してくれましたが泣き崩れてしまい思い出すことができませんでした。)

娘さんたちに死亡確認をしてもらいたいので、、
お願いします。
13時28分です。


妹とわたしが病院に着いたのは25分でした。
電話がきてからの20分後です。
信じられませんでした。

だって父の体はまだまだ温かい。
十分な温もりがある。
寝ているだけにしか見れない。
これが現実なのか…
何度声を掛けても触っても返してくれない。
父の笑顔が見れない。
いつもみたいに笑ってくれない。
指も動かしてくれない。


大声で泣き叫んで、廊下にまで響いてたと思う。だって、信じられなかった。
父の死がこんなに突然やってくるものとは。

だって、この間お父さんまたね!
またくるからね!
って言って帰ったんだもん。
その時手を振ってたじゃん。
オッケーってやってたじゃん。

なんで急に遠くに行っちゃったの。
なんで、こんな早くに離れていってしまったの。


ただ、ただ、泣き叫んで取り乱して、、少しの間家族の時間を作らせてもらいました。


病室にいるのは、父と妹とわたしだけ。
他の家族は病院へ向かっています。


お父さんの温もりを感じ、体をさすり、家族の到着を待つことにしました。