お昼舞絵に、ウェーバーのクラリネット協奏曲第1番を聴きます。

この協奏曲の詳しいことは、ネットや書籍で確認して下さい。 

以前ここで第2番のことを書いたので、あらましウェーバーのクラリネット協奏曲に関して述べたことになります。 


ウェーバーと言えば、歌劇『魔弾の射手』のみ取り上げられ、興味を持たれますが、その他にも興味が注がれる作品を書いています。 

このクラリネット協奏曲2曲も、モーツァルトのクラリネット協奏曲の一歩を譲るような感じですが、なかなかどうして名曲です。 

クラリネットの味わい深い音色を上手くオーケストラの響きに溶け込ませ、親しみ深いメロディーをクラリネットの音色に乗せてそよ風のように爽快感を持って流れて行きます。 

時にユーモラスに、時に憂いを持ってクラリネットの音色の持ち味を存分に活かすウェーバー、流石です。 

今日聴いたのは、エルンスト・オッテンザンマーのクラリネットで、伴奏のオーケストラはヨハネス・ヴィルトナー指揮するスロバキア国立コシェ・フィルハーモニー管弦楽団で1990年に録音された演奏です。 

確か彼の息子たちは、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルでクラリネットの主席になると共にレコーディング等に飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しています。 

そんな彼らに優れたクラリネットの才能のDNAを授けたのが解るような安定したクラリネットで、ウェーバーの喉かで、暖かいメロディー、音色により、ほっこりさせてくれる名演です。 

レジェンド、カール・ライスターと張り合えるくらいのクラリネットが聴けます。 

息子たちと同様、ドイツ・グラモフォン等のメジャーのレーベルに登場してもおかしくない演奏でした。 

まぁ、ナクソス・レーベルなんでこの名演がお安くお得に聴けて、ご満悦でしたが(笑)。
もう、廃盤になってるのかなぁ。