モーツァルトの交響曲第29番を聴きます。
僕の大好きな旋律(特に、第1楽章)が流れる交響曲で、明るく優雅で、洗練されたロココ風の美しさに満ちて満ちてます。
躍動感があり、そして非常にエレガントで気品があって歌うような美しさを持っています。その美しさは、後期の交響曲に匹敵するものがあります。
いつものように概説めいたことは、割愛します。ネットや書籍に委ねます。各自で確認して下さい。
今回聴いたのは、カラヤンとベルリン・フィルが1987年に録音した演奏です。
巨匠カラヤンが到達した晩年の境地を垣間見る洗練された優美さと情感に満ちたモーツァルトとなっていて磨き抜かれたレガートと豊かな響きにより耽美の極みの演奏をしています。
晩年の録音だから、完全にベルリン・フィルはカラヤンの手中に治まりカラヤンの意思が、オーケストラ全体に染み込み僅かな指先の細かな動きだけで優れた演奏しています。ベルリン・フィルは。それは、カラヤン以降の歴代の音楽監督には真似の出来ないものがあり伝わって来ます。
彼らの演奏は、アンチ・カラヤンの方々が最も嫌う流麗過ぎ耽美的な演奏となってますが、僕からそれの何が悪いの思います。逆に流麗過ぎ耽美的な演奏いいじゃないと思います。
アーノンクールを代表する恣意的で貧弱な古楽器を主体とするHIP一派の演奏より、優れた演奏だと僕は思っています。
流麗な中にもエレガントで際立つ美しさの中にしっとり感もあり聴き応え満点の第29番のカラヤンとベルリン・フィルに感服します。
僕は、聴くことを声を大にしてお薦めします。そして、至福の時間を過ごして欲しいです。
