ベートーヴェンの交響曲第1番を聴きます。 


番号付き最初の交響曲です。
先輩のハイドンやモーツァルトの面影残る交響曲ですが、随所にベートーヴェンらしいアイデアが顔を出す交響曲です。 

例によって詳しいことは、ネットや書籍で確認して下さい。 

今日聴いたのは、ロジャー・ノリントンとロンドン・クラシカル・プレイヤーズの1986年から88年掛けてに録音した全集からの演奏です。 

所謂、古楽器を主体としたHIP一派の演奏です。僕が、最も毛嫌いすベートーヴェンの演奏です。 

食わず嫌いも何なんで中古で買い求め聴きました。

予想通り、モダン・オーケストラで名指揮者の演奏を聴き慣れた者としては、貧相な音、響きでがっかりしました。 

そして、往年の指揮者が行うテンポを動かしたり、デフォルメしたりする指揮者の個性とは違う、奇衒う演奏にやはり付いて行くのをは出来ませんでした。 

そして、どこまで行っても貧相な音、響きに悩まされました。

最近の音楽評論家は、猫も杓子も古楽器によるHIP一派の演奏を推薦したがります。

作曲当時の音、響きを聴くのが好ましいと言ってますが、近代オーケストラが真の音楽を聴かせてくれます。
時代錯誤の音楽を聴いて意味あるのと問いたい。 


このノリントンの奇衒う演奏も鼻に付き、やたらティンパニを強打させたり、オーケストラの響きもどこか消化不良だし。 

古楽器の演奏にも聴く限界が、あります。

ベートーヴェンの初期の交響曲と思って第1番を聴きましたが、やはり聴けたもんじゃありません(せっかく、買ったから第9番まで聴くつもりですが)。 

こんな演奏、ベートーヴェンじゃない。
歌が下手くそなダミ声の桑田佳祐が、シューベルトの「野ばら」を歌てるようです。 

往年の指揮者だったら、こんなちんたらポンタらした演奏だったら、的もな演奏となるように徹底にしごかれる演奏です。

ライナー、ムラヴィンスキーやセルだったらなおのこと徹底に厳しくトレーニングされるだろうなぁ。 

まぁ、学究的な意味合いで聴くなら良いですが、音楽鑑賞用として聴くのは御免被りたいです。

聴く人の判断にお任せします(笑)。