バッハのカンタータを聴きます。 

今日聴いたのは、カンタータ『太鼓よ轟き、ラッパよ響け』BWV214です。 

僕は、特にキリスト教には全く関係なく、単にクラシック音楽の愛好家として宗教音楽を楽しんでるだけです。 
しかし、バッハのマタイ、ヨハン両受難曲とかロ短調ミサ、数多くのカンタータを音楽的に捉え、素晴らしく、美しいバッハの音楽の世界に迷い混んでるだけです。 

今日聴いたのは、バッハのBWV214『太鼓よ轟き、ラッパよ響け』です。
俗に言う世俗カンタータです。世俗だから、宗教に特化したカンタータではありません。
だから、曲調も重苦しいものでなく気軽に聴くことの出来るものです。 

詳しいことは、ネットや書籍で確認して下さい。 

今日聴いたのは、ペーター・シュライヤー指揮するベルリン室内管弦楽団の演奏です。
歌っている歌手は、以下の通りです。

ソプラノ:エディト・マティス 
アルト:ユリア・ハマリ 
テノール:ペーター・シュライヤー 
バス:テオ・アダム 

何れの歌手も美声と安定した歌唱でバッハのカンタータの世界を満喫させてくれます。 

それぞれの歌手が、気持ちを込めて真摯に丹念に歌ってくれてます。 
僕の大好きなソプラノのマティス、アルトのハマリの歌声が聴けて嬉しいです。
2人とも清らかで澄んだ瑞々しい歌声、まるで山中の中で清水が流れるが如く爽やかな気持ちにさせてくれます。 

そして、シュライヤー。
指揮者も兼ねて歌ってるから、二刀流かな(笑)。
いつもながら、精緻な澄んだ伸びやかな美声を余すことなく聴くことが出来ます。 

バスのアダムは、いつもながらの安定した歌声でワーグナーのヴォータンを歌う時と違って肩の力を抜いた軽い感じの低音の歌声を聴かせてくれます。 

シュライヤー指揮するベルリン室内管弦楽団も、バッハの世界を繊細に丹念に掘り起こし美しいバッハ音楽の素晴らしさを伝えてくれる演奏をしています。 
 
シュライヤーの対極にヴンダーリッヒがいます。

どちらも僕の大好きなテノールです。どちらも美声で甲乙付け難い魅力があります。

まぁ、テノール界の東西の両横綱ってところでしょうか。
あくまでドイツ・オーストリア系のリート、宗教音楽に限っての話ですが。

僕は、時に宗教音楽を歌っているシュライヤーが大好きです。 

気軽にバッハの宗教音楽に聴くには、最適の1曲です。機会があったら演奏者に拘らず聴いて欲しいカンタータです。