ハイドンの交響曲第82番『熊』を聴きます。

全6曲からなる『パリ交響曲』の1曲目で『熊』の愛称で知られてる交響曲です。

パパ・ハイドンらしいユーモラスにとんだ親しみ易い、心を明るくさせてくれる交響曲です。
まさに、ハイドン音楽の真骨頂と言える交響曲で普段の生活において気分が優れない時には、お薦めの交響曲です。
特に、フィナーレとなる第4楽章の音楽はバグパイプ風のような音楽が流れ、熊の親子が野原で戯れてるような音楽です。
僕は、第2楽章の喉かな片田舎で平和な気分で一時を過ごす音楽と、第4楽章の味わい深く心和やかにしてくれる音楽が、特に大好きです。


今日聴いたのは、カラヤンとベルリン・フィルが1980年に録音した演奏です。

カラヤンのハイドンは、素朴なハイドンではなく耽美的なハイドンと言わざるを得ませんが、現代最高の技術を有するベルリン・フィルを磨きに磨き滑らかで美しいな音色と響きで、ハイドンの時代を通り越し現代の目線での素晴らしい演奏となってます。
だからと言ってハイドンの親しみ易い暖かみのある音楽は、置き去りされてません。

HIP一派で演奏される貧相な音楽は、皆無の演奏をしています。

まぁ、アンチ・カラヤンには好まれないハイドンだろうなぁ。