ズーカーマンのバイオリン・ロマンス集を聴きます。

今回聴いたのは、以下の曲目です。
01ロマンス第2番ヘ長調op.50 (ベートーヴェン)
02ポロネーズ変ロ長調D.580 (シューベルト)
03ロマンスop.11 (ドヴォルザーク)
04ロマンス第1番ト長調op.40 (ベートーヴェン)
05コンツェルトシュトゥック ニ長調D.345 (シューベルト)
06ロンド イ長調D.438 (シューベルト)

何れも彼のバイオリンと彼が指揮するセント・ポール室内管弦楽団の演奏で1986年に録音されたものです。

全てオーケストラ伴奏付きのバイオリンの名曲を1枚に納めたものでズーカーマンの独奏が、際立っていて彼の大変美しいバイオリンの音色に魅了されます。
彼のバイオリンは、艶やかさと甘さとロマンを感じる音色です。
なのでバイオリンの音色の醍醐味を心から楽しめます。

伴奏のセント・ポール室内管弦楽団の方もズーカーマンと同じ方向に向いた演奏していて、ズーカーマンのバイオリンにスポットライト当たるようにしています。そして、何より美しい伴奏をしています。

2曲のベートーヴェンは、あくまでベートーヴェンらしく淡いロマンスを漂わせ、シューベルトの3曲も楽しい気分の中で涌き出て来るロマンスの喜びを享受させてくれる演奏しています。
そして、ドヴォルザークも喉かな片田舎の中で語り合う恋人同士の中に漂うロマンスを感じさせてくれる演奏です。

ズーカーマンのバイオリンの音色は、まさにロマンを深く味わうことの出来る艶っぽくて味わい深く感じさせてくれます。

お薦めの1枚ですので、機会があったら是非とも聴いて欲しいです。