バーバーのバイオリン協奏曲を聴きました。
彼は、生粋のアメリカ人ですがドイツ・オーストリアの作曲家のバイオリン協奏曲に見劣りしない立派なバイオリン協奏曲となってます。

例によってこの協奏曲の詳しいことは、ネットや書籍で確認して下さい。

第1楽章はまるで、映画音楽を聴いてるようで、深刻めいた雰囲気は皆無でソフトな音楽で、しなやかで憂いを含んだ楽章です。

第2楽章の音楽はしなやかで瑞々しい、川の流れに身を任せるような美しい音楽です。そして、何よりロマンチックです。

フィナーレとなる第3楽章は、無窮動風で、ヴァイオリンのより華麗で多彩な調べが聴けます。

アメリカを代表する実に素晴らしいバイオリン協奏曲と言って良いと思います。   

今日聴いたのは、シャハムのバイオリン、指揮者はアンドレ・プレヴィン、オーケストラはロンドン交響楽団です。

シャハムの美しい音色と卓越したバイオリンのテクニックに魅了されます。特に、第3楽章の無窮動風にバイオリンが跳ね飛び回る様は、圧巻で見事です。

バックを務めるプレヴィンとロンドン交響楽団、気心の知れた窮地の仲。息の合った演奏でシャハムのバイオリンを見事にもり立ています。

1度は、聴いておくべきアメリカ産まれのバイオリン協奏曲です。