ワクワクゲラゲラときどき涙 -98ページ目

ワクワクゲラゲラときどき涙

キラキラワクワクゲラゲラと過ごしたいけど、たまに涙することもある日常。出来事や出逢いを素直に受け止め、心を磨きたいと思っています。

仕事帰り、

父の病院へ向かった。




電車を降りると雪が降っていた。

このまま歩いて行くと、

面会時間に間に合わないかもしれない。



タクシーを使うべきか悩んでいると、

丁度、病院行きのバスがやって来た。




良かったー。

私は守られている。

行きなさいって応援してもらっている。

そう思って感謝した。





病室を覗くと、

看護師さんが血圧や熱を測っている。

私が来ると思っていなかった様で、

父はびっくりした表情で私を見た。





退院は明日。

担当医から大丈夫!と

太鼓判を押してもらったそうで、

嬉しそうに話してくれた。




帰り際心配しながら、

エレベーターまで見送ってくれた父。

少し寂しそうだった。



病室にはちょっと気難しい人も居て、

父なりに気を遣っているのだろう。

退屈な時間を一人で過ごしている父を思うと

何だか悲しくなった。





色んな事を考えながら、

雪が降る中歩いて帰った。





帰宅して暫くすると、

電話が鳴った。




今日はわざわざ来てくれて有難う。



さっき聞いたばかりの声。

無事に着いたか心配して

電話をかけてくれたのだ。




色々お世話になったね。

本当に有難う。




お父さんは、

お母さんの時に色々してくれたでしょ?

だから順番。当然よ。

親子だから。



そう言うと、少し父の声がくもった。




孫である息子の事を案じていたので、

爺ちゃんが退院したら、

電話する!って言ってたよ。



そう伝えると、

あははは!と父は笑った。




早く帰りたいでしょ。

ゆっくり家で眠りたいよね。

今晩までだからね。

明日は付き添えなくてごめんね。





父の声が聞き取れない。






病院の電話ボックスで泣いてるのかな?






電話を切った後、私も泣いた。







確実に確実に

家族の絆が深くなっているのを感じた。




雪の中40分も歩いて来たのに、

全く寒くなかった。

心が温かかったからかもしれない。







温かかった




舌を噛みそうな言い回しだけど。