ランドセルを背負って通学する
近所の子供達を見て、
息子の小さい頃を思い出し、
懐かしい気持ちになった。
息子が小学二年生の頃。
会社を早退して授業参観に駆けつけた。
なんの授業だか分からず教室に入ると、
担任の先生がこう言った。
今からゲームをしますので、
お子さんの班に入って下さい。
なぬ、ゲーム??
息子の班の保護者は私だけ。
よっしゃ~!おばちゃんに任せとけ!
盛り上げ隊長の私にスイッチが入った。
廊下に張られた二枚の絵を
一人ずつ交代で見に行き、
間違いを多く見つけた班が勝ち。
効率よく間違いを見つける為に
一人ずつ見る場所を割り当てた。
みんな~
頑張るぞ~~!!
エイエイオー!!



私の掛け声に子供達は大興奮。

鼻の穴を広げてやる気満々だった。
いよいよ、スタート!
よし、行ってこい!
頑張れ~~!
ハイ、次!
いいぞいいぞ!!
間違い探しに必死になる子供達。
優勝は出来なかったものの、
息子の班はかなり盛り上がり、
私は大満足だった。

ほどなく、
一枚のプリントが子供達に配られた。
なになに?
Q. 作戦を立てた人は誰ですか?
Q. みんなを応援した人は誰ですか?
Q. 一番声を出していたのは誰ですか?
などいくつかの質問が書かれている。
何これ…?

ふいに黒板に目をやると、
道徳の時間
みんなできょうりょく
と書いてあった。
え??

子供達に目をやると、
みんな全ての質問に
○○くんのおばちゃん
と書いている。
息子に至っては、
おかあさん
と書いているではないか!
ヤバイ!
これはいかん!!


慌てて私は、
ちょっと待った!!
ちょっと待った!!
みんな、一旦消そうか!

そう言って、
ね?ね?
作戦はあなたもあなたも考えたでしょ?
あなたもあなたも応援したでしょ?
伝われ~~!とばかりに
私はみんなの顔をじっとみた。
二年生の子供達。
ポカーンと口を開けて私を見ている。
次の瞬間、目をパチクリさせて閃いた!
と言った表情で一斉に書き始めた。
○○くんのおかあさん
いや、言い方違うだけやん!!


息子に至っては、
私のフルネームを書き出した。
先生、私の名前 知らんし!!


再び答えを消させて、
指でみんなを囲んでサインを送った。
(み~~んな)
(み ~~んな)
(伝われ~~~~!!)



明らかに 誘導…。
冷や汗の参観日。
いやはや、
授業の目的を確認せずに
参加してはいけないと痛感した。
あぶね~~

