KYお金と仕事の相談所 所長、
「愉快なファイナンシャル・プランナー」山田でございます。
「現金化ジャーナル」さまに掲載される投資系記事について、
監修の仕事をいたしました。ご覧いただければ嬉しいです。
SDGsとESGの違いや関係性をわかりやすく解説!ビジネスにおける活用方法や成功事例もご紹介
最近は下火になりつつあるともいわれる「ESG投資」について、
ファイナンシャル・プランナーとして一言コメントを入れました。
いち投資家の私としては、いわゆるESG投資の理念自体は大変良いものだと思います。
「ESG投資」という視点で投資すべき企業とは
「企業と社会・環境の関係性に配慮し、持続可能で長期的な成長を目指している企業」
であり、これは企業が当然に目指すべき姿だとも言えるでしょう。
少し厳しく言えば、営利企業であるからこそ、ある意味当然に追い求めるべき姿勢です。
また、そのような姿勢を見せ、実際に成長している企業こそ、投資家がお金を出すべき企業だと私は思います。
ところが、少し前にこの「ESG投資」の人気が落ちている、運用成績が落ちている。という報道がありました。
(日経新聞 2023年11月29日)
私はこの記事を読んで非常に違和感を覚えました。
「そもそも、短期的収益を求めている投資家がESG投資なんてできるのか??」
「運用成績が低迷してるから撤退するとか、このESG投資家とやらは『長期的成長』の意味がわかっているのか??」
といった具合に。
「ESG」がバズワードになったから、波に乗れば儲かりそうだから形だけ「ESG投資」をしよう。
運用成績が悪くなればすぐ撤退だ。だって短期的に儲からないもん。手っ取り早く儲けたいもん。
というような姿勢の投資家は、口は悪いですが単なる山師で、とてもESG投資家などとは言えないでしょう。
記事のコメント欄にも書きましたが、
ESGやSDGsを意識しながら経営を行うことは、短期的にはコストの負担がともなうものです。
そのため、少なくとも短期的にESG投資の運用成績が悪くなるというのはある種の必然です。
それでもなお、そのような
「今、損をしてでも、将来の社会のために活動する企業」
を、投資で応援することがESG投資である。と、私は理解しています。
ESGブームが下火になろうと淡々と優良企業に投資し続け、
長期的には良い運用成績を上げていく投資家が増え、評価もされる。
といったような投資環境が、将来は整うとよいのですが。
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