相談いただいている空き家を久しぶりにお尋ねすると、敷地内が綺麗さっぱり除草・伐採されていました。



樹木は、当然枝葉が成長し、落葉したりしますから、空き家を所有されてる方からすれば、管理に訪れるたびにその手入れや掃除に大変だ!と思われるのだと思います。



さて、一方で住まいをお探しの方はというと、

「え〜!なんで伐っちゃったの!?」


緑がある方が気持ちいいし、特に田舎で自然に触れて生活をしたい方は、せっかくそこで育った木々たちが可哀想とか惜しいと思われます。

それに、新しい住まいが丸見えなのは落ち着かないし、また樹木を植えたりしなければならない。



現代の住宅のようにコンクリート敷きだったりお庭がない敷地に比べて、昔ながらの空き家は、お庭や敷地内が(手入れはいるが) すでにある程度整備されているというところは魅力のひとつなのです。


伐採する費用だって結構かかるので、きらなくて済むならその方がいいですよね。


「でも管理が大変だし…」

はい。だから、早めの空き家対策・空き家予防です。

空き家になったとしても、空き家である期間が短いほどその管理に手がかからない、時間や費用がかからず済む。

空き家になって間もなければ、すぐに住まえる場合も多く、流通させやすい可能性も高くなると思います。

空き家になる前に、空き家になったらどうするかを考えておくことで流通や活用がスムーズになります。

また、空き家になった時に、価値が保たれるよう大事に住まうことにも意識を向けることができます。それは住んでいる間の私たちや高齢の親たちの暮らしにもよい傾向が生まれるものです。


空き家の管理の中でよく聞かれる草木の繁茂について、深掘りすると、やっぱり要となるのは「空き家予防の意識」でした。

ぜひ、ご実家や我が家について置き換えて家族で考えてみてください。