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More Finesse More

何千、何万と釣ってきた魚釣りの経験を活かして執筆活動する自称コラムニスト。
所有してきたロッドの本数は百を越え、ロッドやタックル選びに関して、少しうるさいのはご愛嬌。
かつて相羽純一氏とは師弟関係にあったが価値観の相違から離別。

さほど大層な事ではありません。


私、2〜3年ほど前からアジングロッドを何本か購入し使用し続けてきましたので、ここでベスト3(4?)を発表させて頂きたいと思っております。






第3位 がまかつ 宵姫爽 S-53FL-Solid


昨年、私がアタリが遠のいた時などに一番使用した、主に1g未満のジグ単に特化したショートロッドです。


このロッドは沼津で釣りをした帰りに買った竿でございます。何故、沼津でわざわざ釣りの帰りに購入したのか、それは当時の私以外、理由は誰にもわからないのでございます。


実は私、バス釣りではロングロッドが好きなんです。


…もう一度言いますが、私はロングロッドが好きなんです。竿全体が弧を描き、魚の急な突っ込みなどにも余裕で対応するようなロッドが私の好みなんです。けど、それはあくまでフレッシュウォーターのオープンウォーターであったための話。


けど、けどですよ。小アジってそんなに引くか?って事が頭をよぎってしまったんですよね。それに豆アジクラスになるとアタリを取りづらい気もするんですよね。


確かに、尺アジクラスになるとかなり引きも強くなりますが、今の自分の釣り環境、実力などから考えても、ショートでアタリを逃さず、再現性を重視したキャストアキュラシーなどの観点からショートロッドを選択してみることに。


使用してみると、これがなかなかに取り回しが良く使い心地もそこそこに良くて、手持ちのロッドの中でも手感度では最高クラスのロッドだと自負しております。


主に港湾部の釣りで使用しております。






続きましては同率での入賞です。



第3位 メジャークラフト 鯵道5G AD5-S58L/AJI


昨年、これ一本で様々な場所で使用したメインロッドになっておりました。

こちらも1.5g未満のジグ単専用ロッドでございます。


筆舌にしがたい理想に近い調子と手感度の良さからお気に入りロッドにランクインです。

足場の低い場所での使用が殆どで、主に満潮時などの潮の高いときに活躍していたロッドです。


高い感度とは裏腹に、バイトを弾く事なく粘り強く掛けていくことに特化した竿とも言えるでしょう。


その根源にあるのは新素材の東レT1100Gカーボンとメジャークラフト渾身の新製法R360構造というものの恩恵だと思われます。


宵姫爽S-63FL-Solidがコストパフォーマンスでは最高感度のロッドだとしたら、こちらのロッドは全てにおいて、利用頻度の高いg数のジグ単を高い次元でそつなくこなせるハイコストパフォーマンスな優等生ロッドと言えるでしょう。






2位 オリムピック コルトプロトタイプ 21GCORPRS-552UL-HS


ここへ来てオリムピックのフラッグシップモデルがランクインです。

このモデルは私が一目惚れして購入したロッドになります。購入金額は中古でなんと破格の17000円。

なんと、定価の半値以下という破格な金額でしたので即購入に踏み切りました。


使用感に関しては何とも言えない絶妙なマイルドさ。決して高感度という事も無く、かといって感度が悪いわけでも無い。必要最小限の感度を残しつつ、喰わせに特化したテーパーデザインです。


東レブランドのナノアロイ、T1100Gを惜しみなく使い、独自の製法スーパークワトログラファイトクロスで巻き上げたオリムピック渾身の逸品。


そのポテンシャルの高さの真骨頂は正に目感度にありました。アタリが目で見て取れるのです。


その繊細な穂先径はなんと0.6ミリ。


僅かな潮流の変化を、目感度とリールシートに伝わる反響感度で感じ取りながら、必要の無い無駄な感度はマイルドなベリーで吸収し、穂先の繊細さで喰わせて掛けていく、その釣りのスタイルは現段階での私のアジングスタイルに正にベストマッチング。


あっという間に鯵道から、私のメインを奪う形になってしまいました。

港湾部での繊細な1g未満のジグ単では欠かせない存在となっています。


感度重視の宵姫爽とは真逆のロッドとも言えます。



そしていよいよ一位の発表です。

よく、ダイワのスピニングリールは壊れ易いという話を耳にします。


実際、私のダイワのスピニングリールの殆どが使用から僅か一年そこそこで突然巻き取れなくなるというトラブルが発生してます。


その原因の殆どがベアリングやシャフトの腐食、マグシールドのオイルがインフィニットストッパーへ回ってしまい逆転現象が発生してしまうというものでした。


特にダイワに限らずシマノにおいてもそうなんですが、シャリ感、ゴリ感が出てきたら直ちにメーカーへ修理に出す、またはパーツの交換を早めに行うことをお勧めします。


シマノにしてもダイワにしてもスピニングリールギアボックス内部への水の侵入はどうしても100%は防げません。


特に海水での使用では塩による腐食がどうしても発生してしまいます。


ダイワよりシマノのほうが多少マシというレベルですが、シマノリールはシャリ感が出ても多少無理をしながらでも使えてしまいます。


各パーツの強度をとってもシマノのほうがひとレベルもふたレベルも上を行っている気がしますね。




シマノの中級〜上級クラスのスピニングリールともなると、ダイワより内部構造が複雑である故か、巻き始めの初動やATDドラグの優秀さといった面で、どうしてもダイワの上級クラスのスピニングリールに軍配が上がる場合が出てきます。


ドラグ面だけで見ると、シマノのハイレスポンスドラグの登場により、ダイワのATDがどこまで揺さぶられるかが見ものではあります。


どちらにしても、2023年3月現時点ではスピニングリールだけを見ると、どうしてもシマノさん一択という現状ですね。


エグジスト、比較のためにマジで買おうか悩む……


けど、イグジスト買うなら金額的にもステラ買うよなぁ…苦笑


ベイトリールに関してはバス釣りを最近ずっとご無沙汰してますので、コメントを控えさせて頂きますが、現時点のラインナップで好きなのはシマノさんよりダイワさんです。

はい、こんばんは。


シマノとダイワどっちが性能が良いの?

って、よく初心者のかたが聞く質問なんですけど


私個人的に言いますと、どっちでもいいじゃん?

よく釣れるほうが正解じゃない?と思ってます。



ギターで例えるならギブソンとフェンダー、どちらが優秀か?くらい難しい論争になってます。


ベイトリールのような構造が単純なものでは、メーカーによる差異などは特に感じ難くなっているような気がします。


私の感想レベルで言えば、デザインがスマートでカジュアルなのがダイワ、デザインがシンプルでラグジュアリー感があるのがシマノ。

誰でもダイヤルひとつで簡単に投げれてバックラッシュが少ないのがダイワ、DCブレーキを調整すれば最適なブレーキをオートでかけてくれるのがシマノ。

数年使っていると、クラッチやインフィニットアンチリバースストッパーに不具合が起きてガタが出やすいので数年単位でメンテナンスが必要になるがダイワ、数年使っていても壊れる気配がなく、メンテナンスが容易なのがシマノ。

クラッチをきる。キャストする。など、全てにおいてギアボックス、サイドプレートへの反響音が大きく、特にリールを巻いている際の違和感などを感じ取りやすいのがダイワ、巻き取りがスムーズでシルキー、かつパワフル多少の強引なやり取りでもびくともしない強靭性のシマノ。


といったところでしょうか?


これがベイトリールよりも、より複雑な構造になっているスピニングリールだと少し事情が変わってきまして、現段階で最新鋭のスピニングリールでは同一価格帯においては、全てにおいてシマノのほうが上です。


と感じます。


次回はその辺りについて、お話させて頂こうと思ってます。

餌釣り師よりもルアーマンのほうがたくさん釣れてない?


って経験は無いですか?


特に餌釣り師さんが多い場所ではそのように感じる場合が多いですね




何故ルアーだけが釣れる状況があるのかについて考察していきましょう




Q1.何故ルアーだけが釣れるのか?


A.それはエサ釣り師さんがセレクトする餌がマッチしてないからです


ルアーマンはマッチザベイトを強く意識します

ルアーの数や大きさ、重さや色が豊富なのも全てその時々に見合ったベイトサイズを的確にセレクトするからに他なりません


また、アクションをプラスすることによって、より広範囲の魚を寄せられるのもルアーのみの成せるテクニックだと思います


対して、エサ釣り師さん達は釣具屋に売ってる餌からオーソドックスなものをセレクトします


更には意識しないがためにせっかく寄せた魚を無視して別の場所に投げてしまうという、再現性に置いて、餌釣り師さんは再現性の意識をあまりしないという点が挙げられます


餌釣り師さんも、同じ場所に投げてれば釣れるのに…と思うこともしばしばあります


これはルアーマンに置いても同じ事が言えそうです



これらの要因が釣果の差に繋がります


勿論、ルアーでは餌の発する匂いには敵いません


匂いなどで寄せて釣るという釣り方に関しては餌釣りのほうが優秀であると考えますが、より遠方の魚にアピールするという点ではルアーのほうが優れていると考えます


また餌釣りでは、餌取りの魚に餌を取られやすいけれど、ルアー釣りに関して言えば餌取りの魚を回避する釣り方がノウハウとして存在するという利点もあり、その事からルアーでしか釣れない魚は必ず存在するという事もあながち間違いではないと推測されます



食わせ率

 餌 高い

 ルアー 低い


遠くの魚へのアピール力

 餌 地味な色合いのものが多く低いが潮流によっては匂いで

 ルアー 派手な色合いのものが多く高い


魚を寄せる力

 餌 近場では最も高い

 ルアー 遠くまで強くアピールするが、近場ではルアーのセレクト次第


食性に訴えかける力

 餌 魚の腹ペコ具合によっては高い

 ルアー 魚の腹ペコ具合によっては低い


より自然に見えるナチュラル感

 餌 高い しかし対象魚の餌として見た時の違和感は拭えない場合もある

 ルアー 低い 


マッチザベイト

 餌 普通

 ルアー セレクトする知識は必要だが、場合によっては高い


リアクション

 餌 低い

 ルアー 高い


結果

 餌 遅い

 ルアー 早い



どんな状態の対象魚をどのように釣るかという点に置いては、ルアーのほうが有効に思うことのほうが多い結果になりました