オカッパリでバスが釣れやすいロッドには条件っていうのがあるんです
それは感度を重視しているだけではなくて、程よく曲がってくれるという点が必要不可欠だったりします
特にベイトをメイン使う人には柔らかいロッドを扱う事のメリットを説明していきますね
ウルトラライトのスピニングロッドとヘビーのベイトロッドではどちらが多くのバスを釣ることに特化してるでしょうか？
答えは言わずもがな、ウルトラライトのスピニングロッドを使うほうが釣れるに決まっています
では何故、ベイトはヘビーを使うことが多いのでしょう？
答えは簡単です
ベイトは硬くて強いロッドでないといけないという先入観です
琵琶湖のオカッパリに置いてロングキャストでヘビキャロを大遠投するというのは、長年セオリーとして根付いています
これは私がバスフィッシングを始めた頃からずっと変わりません
するとロッドは7フィート以上のMH以上のロッドが望ましくなっていきます
通常そのようなロッドはパリッとした張りがあり、感度が良くて遠投時でもアワセがバシっと決まるようなタックルに自然になっていきます
そしてそのタックルで様々なプラグやリグを投げていくというスタイルに自然になってしまいます
ここにプラグも出来るMのロングロッドの存在や、軽量リグを投げられるベイトフィネス的な立ち位置のロッドを組み合わせることで、釣りの幅を是非広げて欲しいのです
プラグを投げれるロッドには是非、レギュラーテーパーのロッドを組み込んで見てください
春先や秋～冬場の横の動きにしか反応しないバスに対してはクランクベイトやミノーなどが特に有効となるシチュエーションというものが存在します
さらに胴に乗るタイプのMロッドではミドルヘビーなキャロライナリグをキャスト出来る利点が存在します
ヘビータックルを用いたヘビキャロではミニマムなルアーを沖にキャスト可能ですが、ミディアムタックルを用いたロングワームのノーシンカーやライトテキサス、ライトキャロライナリグというのも戦略の一つに加える事が可能となります
これはスティフになったバスに口を使わせる手段の一つとして非常に有効です
そして、スピニングで扱うようなサイズのリグを正確にポイントにキャストするという点でベイトフィネスも盛り込んで見てください
その3、ロッドの素材が柔らかく感度が低いほど、バスが口を使った際に違和感を感じない点
何故、昨今に至るまでグラスロッドが未だに市場には存在するのでしょうか？
それは巻物使用時のバスのノリの良さに他なりません
何故？
それはグラスが感度が悪いからこそ起こりうる、バスのバイトに気が付く事無くリールを巻き続ける事が出来る鈍感力に由来しています
巻き続けるからこそ、バスは違和感無くバイトし反転する事でそこで始めて釣り人側にバスのバイトがあったことをラインを通し伝えるのです
その4、ラインの伝える音をバスは感じている
細いラインで感度の良い硬めのスピニングロッドを使った時の経験です
私はシェイクする度にラインがガイドを叩く音にとても違和感を感じていました
特に硬いフロロカーボンラインで良くその事象を経験しました
チンチンと小気味悪いサウンドが水中にも伝わっているような気がしたのです
案の定バスは滅多に口を使わず、バイトはいくつかあるもののなかなかフッキングには到りません
そこで敢えて、柔らかく前時代的なロッドへと変更し、より多くのバイトを誘発し何匹かの魚を手にすることに成功しました
そのロッドはグラスコンポジットの今でいう三流以下の品でした
ロッドの素材が変わると、リールはそのままでもガイドを叩く音が僅かに軽減されたのです
その5、下手な人ほど使って欲しいライトアクションレギュラーテーパーロッド
もし私が初心者の人にオススメするロッドを選ぶとしたら、一番売れているロッドではなくて、柔らかくて胴に入るライトリグ用ロッドを薦めます
それは何故か？というと釣りの楽しさを知って欲しいからです
将来的に何でも使えるからっていう理由で典型的な売れ筋ロッドを選ぶのではなく、釣りって結構簡単じゃないかという楽しさを知って欲しいからです
釣れるけど小さいって思うのは後からでもいいと思うからです
大物釣りYouTuberを見ていると、男性がやる豪快でマニアックな釣りを女性タレントにも押し付けてるような描写が見て取れます
一つの釣りエンターテインメントとして見る分には、余りに女性側が楽しめてないような気がして残念でなりません
そういう意味ではこれから他の釣り人とのコラボで新しい自分自身の釣りのスタンスを確立していって欲しいなと思ってます
新規のバス釣り愛好者の皆様へも同じ気持ちです
まずは釣りの楽しさを覚えてみて下さい
よろしくお願いします