母の遺した涙 | More Finesse More

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何千、何万と釣ってきた魚釣りの経験を活かして執筆活動する自称コラムニスト。
所有してきたロッドの本数は百を越え、ロッドやタックル選びに関して、少しうるさいのはご愛嬌。
かつて相羽純一氏とは師弟関係にあったが価値観の相違から離別。

おはようございます

10月4日、金曜日です




母が亡くなり、もう間もなく3年と半年が過ぎようとしています

早いもので、ああ、もうそんなに経つのかと自分でも感慨深くなってしまいます




この3年半は母の遺した思い出と共に、遺された父と妹、家族と水入らずで過ごしています



「まだ死にたくない」


と小さく震える母を抱きしめた4年前のことを思い出すと未だに涙が込み上げてきます



母が大好きだった母の2番目のお姉さん

歳も近く、聡明で美人、まさに理想の女性像だったと生前の母は話してくれました


そんな叔母が葬儀の最期の別れ際、ごめんね、と母の頬を撫で涙を流した、葬儀でのその叔母の姿は未だに美しく刻まれて、私の目に焼き付いて離れません



強く生きよう



と心に誓ったと言えば嘘になります

時折、挫折しそうになったり、でもそんな時はいつも元気いっぱいで、おちょけてどんなときも余裕を見せてくれた母のことを思い出します



産んでくれてありがとう



育てくれてありがとう



私は母のようになりたくてこれまで頑張ってきました


これからも私を心のどこかで支えてください



母にありがとう


父にもありがとう


出来の悪い息子ですけれどもこれからも末永く優しく見守ってください