魚類の最大のテーマ、種の保存、そのメカニズム | More Finesse More

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何千、何万と釣ってきた魚釣りの経験を活かして執筆活動する自称コラムニスト。
所有してきたロッドの本数は百を越え、ロッドやタックル選びに関して、少しうるさいのはご愛嬌。
かつて相羽純一氏とは師弟関係にあったが価値観の相違から離別。

大層なタイトルになってしまいましたが、久しぶりの釣りノウハウです

とはいってもタイミングを逃した形で紹介するのは非常に残念に思います


さて、ブラックバスは北半球、北アメリカ五大湖が種の起源ではないか?と言われています


さて、この五大湖、地図上ではかなり北の位置に存在しており、種の起源当時の水温はかなり低いものだと推測されます

当然、低水温でも産卵を出来るはずであると推測されます



さて、アクアリウムの話になります

この一年、アカヒレを育て、観察している間に気付いたことが何点かあります

それは、アカヒレは季節に関係なく種を保存するためにある一定の水温に達すると種を保存しようとする傾向にあるということがわかってきました

多くの魚類がそうであるかと言えば一概には言えませんが、魚類には産卵周期が存在し、気象条件、水温など色々な要素が組み合わさると産卵を強く意識するようになり、アカヒレのような温厚な魚であっても他の魚を威嚇する行動を取るということが明らかになりました


その威嚇行動そのものがバスのバイトだとわたしは確信しています

どういうことなのかと言いますと、大型のバスは常に一等地を好みます

特にバスは縄張り意識が強く、その縄張りをグループ、大きな集団で常にパトロールしています

アカヒレにも見られる通り、大型の魚になればなるほど産卵の条件に見合う環境であれば何回でも産卵を繰り返します


アカヒレのように温厚で小さな魚ですら縄張りを強く意識し、他の魚へと威嚇行動を取る

産卵行動を強く意識した魚は縄張り意識が高くなるのです

当然、威嚇のために口を使うということも




なにかのヒントになれば幸いです