More Finesse More

More Finesse More

何千、何万と釣ってきた魚釣りの経験を活かして執筆活動する自称コラムニスト
所有してきたロッドの本数は百を越え、ロッドやタックル選びに関して少しうるさいのはご愛嬌、最近はアジングにハマっている模様

涼しくなってきたので晩夏のアジングを楽しんでます


川みたいな早い流れのある場所なら0.9gのジグ単の出番


ロッド:MICROBITE Ajing 168

リール:FlightFeather FF0-SFS

ライン:PE 0.2号

ショックリーダー:フロロ3lb

ルアー:チビキャロスワンプ



おうちに帰って下処理



明日はアジの煮物を作ろうかな

続いては中華ロッドと呼ばれる中華製ベイトフィネスロッドについてご紹介していきます。

とは言っても、僕はまだ3機種しか所有してないんですよね。

それでも厳選しているほうだとは思いますので早速ですが PURE LUREさんのロッドから紹介していきたいと思います。


TITANIUM-T 53XULC


チタンティップ、チタンガイドを搭載し、24tカーボン+30tカーボンを適材適所に90°×45°クロスカーボンとして配分されたPURE LUREさんが独自の技術力の結晶とも言えるエントリーモデル(マジかよ?)となっております。


お値段は8000~9000円程度。

まさに、こう来ましたか?と言った完成度の高さです。


最大の特徴は形状記憶合金とも呼ばれるチタン製ティップを搭載している点ですね。


これにより対象魚のバイトを弾く事なく、ラインやティップの入り込みでバイトを即座に察知し、乗せ調子のベリー~バット部分で対象魚を乗せていくというスタンスのロッドです。


よく、チタントップは先オモリが…とか、感度が悪い…というコメントを拝見さますが、目感度による繊細なアタリだったりラインをある程度張っていてもティップが追従する感覚は子気味良いくらいに僕を楽しませてくれております。


また、5フィート3インチという長さも絶妙にこのロッド全体のバランスを整えていまして、スペック上は0.5グラムからキャスト可能なんですが、0.6グラムのジグ単を狙ったスポットに吸い込むようにキャストすることも可能です。


価格はエントリー価格ですが、キャスビタリティに関しては全く初心者向けではありません。おそらく、初心者さんがこのロッドを所有するとキャストが下手になります。

思ってるより手前に楽水するというのが多発するかと思います。


キャストが下手な人の殆どが、スイングが下手というのがあります。

ジャズの名言にもありますが、JAZZかどうかを明確に分ける方法があります。それはSwingしているかしていないかです。


キャストの際、まず構えから見直して見てください。まずはティップでキャストしたい対象を捉えます。次に手首の力を抜いてティップを下げます。そして肘を中心にテイクバック、手首の力は抜いたまま手首を軽く曲げつつ、ロッドの反発力を最大限に活かし、手首を戻しながらスプールをリリースします。そして対象のポイントへロッドの先端を向けるようにフォロースルー。


これが完璧かつ、正確なキャスト方法です。

これが出来ていない人は是非実践してみてください。驚くほどキャストが決まる事でしょう。


話が脱線しましたね。いつもですけど。


さて、このロッドを語る上で欠かせないのが中弾性カーボンを多用している部分です。


通常8tカーボン、16tカーボン、24tカーボンと呼ばれるロッドは低弾性カーボンに相当するとされています。

30tカーボン~40tカーボンは中弾性、46tや50t、55t、60tカーボンは高弾性カーボンと呼ばれています。


これはあくまで目安です。

複雑にリプライされていく弾性率の違うカーボンシートやカーボンテープを幾つの層にも重ね合わせてロッドというものは成り立っています。

通常のロッドではロッドに使用されるカーボンを最大トン数で表すため、このロッドは何トンカーボンを採用してますよと公表するメーカーさんは信頼が置けるとも言えるでしょう。


逆に複数の異なるトン数のカーボンシートやカーボンテープを重ね合わせ、カーボン自体を複雑にリプライしているため、公表しないメーカーも多々存在します。


それぞれの企業努力と設計力、度重なるテストの上でロッドというのは製品化しています。


ああ、また脱線。


とりあえず、このロッドに関しては中~低弾性と呼ばれるカーボンを採用し、最低限の感度と粘り強さ、釣りの快適性や曲がりなどに関して設計されているということです。

感度と粘り強さの両立が出来ているロッドということになりますよね。

とまぁ、こんな事を平気でやっちゃうメーカーさんの技術力に感謝しつつ、今の我々釣り人がいるわけです。


と、色々講釈を垂れましたが、このロッドに関してはティップなんてただの飾りですから、ガンガン曲げちゃってください。

対象魚に対して追従するのはベリーの役割です。そして突っ込みや重さ等に耐えるのはバット部の仕事です。


折れそうとか考えて釣りをしていても釣りになりません。メーカーへの信頼を胸に釣りをするだけです。折れたからと失望する事も誤りです。それは所有者であるあなた自身の責任でもあります。

チタンティップ?上等だ使いこなしてやるよという気構えが必要なこのロッド。


中~上級者向けではありますが、使いこなせたら力になるロッドだと思います。

是非お手にしてみてください。


アリエクスプレスで8000円台で購入が可能です。

数ある中華BFSリールの中から最もアジングに向いていると私が選んだのは、


フライトフェザー flightfeather FF0-SFSです。



その性能は国産BFSリールでは足下にも及ばないくらい全てにおいて国産リールを凌駕しています。


ほぼ完璧ともいえるノイズレス。一切カタ付くことのないスムースなハンドルレスポンス。高い制震性で、安定して巻けるという事はアジングやエリアトラウトにとってはメリットになります。

また巻き感度というのは、アジングではちょっとした潮流の変化を感じることが出来るのでこれも重要な要素となります。


また、シャフト、ベアリングを覗いたスプール重量が2グラム程度とレスポンスも非常に良く、さらに精度の高いベアリングを採用しているので、水平姿勢を保ったままのフリーフォールや、カーブフォールまでを釣り人の意図でコントロールが可能です。


同価格帯での国産BFSリールを新調しようと考えているかたがいらっしゃるようでしたら、何も考えずにこのフライトフェザーのリールをアリエクスプレスでポチして欲しいです。


きっと新たな扉が拓くかと思います。



カーボンフレームのはずなのに剛性感が高いのはズルい。

ガイドリングはラッパ形状の縦長タイプでノーズは長め。フリーフォール時でもラインの放出をストレス無く行えます。


手に取ればわかる上質感。デザインも秀逸です。



ジグ単は箱出しの状態でも0.2グラム程度からキャスト可能です。少々慣れが必要ですが、数あるベイトフィネスアジング向けリールの中では最高峰に位置するのがこのFF0-SFSだと私は思っています。



まとめ


現時点では間違いなく世界最高峰のクラスに相当するベイトフィネス機であると断言できます。特にエリアトラウトやアジングに向いていると感じます。所有する喜びは筆舌に尽くし難い逸品であるとそう断言できる。そんなリールになっています。

唯一弱点を見つけるとしたら、カーボンフレームが質感的にどうか?とか、ボディとスプールの隙間に糸が噛んで、扱いづらいとかそういう部分になってくるかと思います。それらによる影響がどれだけ釣りに影響するかによって皆様の評価は別れるところとなるでしょう。

スプールのレスポンスや軽さなどを犠牲にしてまでライン噛みを防止する機構にするのか、ハイスターオーロラAIRやGu99を所有してるかたであれば、ライン噛みを防ぐ方法もお分かりかと思います。上級者向けの最高峰、それがFF0-SFSでは無いかと感じています。



ということで、それなりに使い倒してきてからの再評価の時間となりました。


ご覧の通り、既に20アルファスは中華カスタムし過ぎていて原型をとどめてないですw


まぁ、そんなこんなで1ヶ月まるっと平日だろうが休日だろうが構わずアジング釣行10日間のあいだでそれぞれの評価が変わってきていますので、そちらを順を追って紹介していきたいと思います。


まずは中華製AMOさんのスプールを組み込んだ国産リールダイワさんの20アルファスAIR TWですね。


まずアンダー1g未満がストレス無く投げられるというのが本当に良く実感できるようになりました。

またハンドル交換に伴い、ハンドル部の持ち重りの違和感も解消されたように思います。

また、中華セラミックベアリングでメインエンジンとなるスプール周りをチューンドされたアルファスは通常のアルファスとは一線を駕す高いレスポンス性を身につけました。アジングでメインに使用する0.6グラムジグ単をキャスト出来るレスポンスはもちろんながら、巻き感度も向上したような気がしています。これはハンドルやノブ、ベアリングの交換も相まって相乗効果で感度アップに繋がったのではないかと考えています。

ということで再評価です。


オススメ度 ☆☆☆★★

レスポンス ☆☆☆★★

軽さ ☆☆☆★★

巻き感度 ☆☆☆☆★

剛性感 ☆☆☆☆☆

アジング適正 ☆☆☆☆★

ロックフィッシュ適正 ☆☆☆☆☆

シーバス・チニング適正 ☆☆☆☆★

エリアトラウト適正 ☆☆☆☆☆

渓流トラウト適正 ☆☆☆★★

コスパ ☆☆☆★★

キャスト可能g数 0.8g~

快適g数 1g~

総合評価 A+


元々所有してる場合ではコスパ良なのですが、元々所有してないとなるとオススメはしません。



次の再評価はDMK PURELURE BFSのハイエンドモデル シルバーフェザー 60 AIR XGですね。

こちらはハンドル、ハンドルノブ、ドラグノブ、メカニカルブレーキ、ドラグクリックサウンド、それからスプール周りのベアリングをセラミックのものに換装しているショップチューンのものを購入しました。なので、通常販売されてるシルバーフェザーAIRをより、フィネス向きにカスタムしたモデルとなっております。

見てもらってもわかる通り、他の3機種に比べてスプール幅が広く、逆にノーズが長めなのが特徴的ですよね。

レスポンスは良好です。他の機種と較べて、レスポンスにおいては多少劣っていますが必要充分に感じます。メインは1グラム程度のジグ単になりますね。

他の機種が尖りすぎていて、若干の誤差程度ですがアジング向きというよりもどちらかと言えばショートキャストを繰り返す渓流トラウト向きかもしれません。


オススメ度 ☆☆☆★★

レスポンス ☆☆☆☆★

軽さ ☆☆☆☆☆

巻き感度 ☆☆☆★★

剛性感 ☆☆☆★★

アジング適正 ☆☆☆★★

ロックフィッシュ適正 ☆☆☆☆★

シーバス・チニング適正 ☆☆☆☆★

エリアトラウト適正 ☆☆☆☆★

渓流トラウト適正 ☆☆☆☆☆

コスパ ☆☆☆★★

キャスト可能g数 0.6g~

快適g数 0.9g~


総合評価 BBB++


次の紹介は中華リール業界全体で見てもまさにハイエンドとなる高級モデルとなります、フライトフェザー ff0-SFSというモデルになります。

販売価格は私が購入した当時は38,000円台でした。そこにアリエクスプレスさんのクーポンをいくつか併用し、33,000円程度で購入しました。

この金額を出すなら国産リールを買うというかたも多いかと思いますが、正直、私はこのリールの事を中華製アンタレスAIRだと思っています。それくらいに巻き心地が良い。巻き心地が良いのに巻き感度も高い。そんな印象を受けます。

さらに言えば、ノイズもガタツキも無く、巻きも非常に軽くてスムーズで非の打ち所がありません。さらに0.4グラムジグ単もストレス無く振り切れるレスポンス性もあわせもっています。

強いていうなら、スプールとボディのクリアランスが気になるところですが、ハイスターで慣れっ子になってるので特に気になりません。

可変ブレーキ機構搭載で飛距離にブレが少ないのも特徴です。


オススメ度 ☆☆☆☆★

レスポンス ☆☆☆☆☆

軽さ ☆☆☆☆★

巻き感度 ☆☆☆☆☆

剛性感 ☆☆☆☆☆

アジング適正 ☆☆☆☆☆

ロックフィッシュ適正 ☆☆☆☆☆

シーバス・チニング適正 ☆☆☆☆★

エリアトラウト適正 ☆☆☆☆☆

渓流トラウト適正 ☆☆☆☆☆

コスパ ☆★★★★

キャスト可能g数 0.2g~

快適g数 0.8g~

総合評価 S+


最後にハイスターGu99カーボンの紹介です

こちらは慣れてきて、というか再グリスアップした上で使用していくなかで、マイルドになってきたというか、扱いやすくなってきたという印象です。

私自身もこのリールに慣れてきて、着水前に数回サミングすれば何も問題なく扱える、とてもレスポンスが良い私と相性が良いリールとなりました。

全てが軽量、全てがレスポンス良、これでコスパも良いという最強格。

後はフライトフェザーとの比較になるんですが、あちらは別格の安定感があるので比較にはなりません。

Gu99カーボンは不安定ながら、そのあり余す程のハイレスポンスでショートロッドでバシバシ投げていく感覚が子気味よいリールとなってます。

合わせるロッドは同じく中華ロッドの Mifine マイクロベイトアジング 5.5フィートが鉄板です。


オススメ度 ☆☆☆☆★

レスポンス ☆☆☆☆☆

軽さ ☆☆☆☆☆

巻き感度 ☆☆☆☆★

剛性感 ☆☆☆★★

アジング適正 ☆☆☆☆☆

ロックフィッシュ適正 ☆☆☆☆☆

シーバス・チニング適正 ☆☆☆★★

エリアトラウト適正 ☆☆☆☆☆

渓流トラウト適正 ☆☆☆★★

コスパ ☆☆☆☆☆

キャスト可能g数 0.2g~

快適g数 0.6g~


総合評価 AA+