日本と世界を揺り動かす物凄いこと
増田 悦佐 (著)
筆者は、経済アナリストです。一橋大学経済学部研究科終了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社などでアナリストを勤めた人です。
この本では、現在の逆境が日本を強くすると言っています。
日本の政財官界のトップが無能だから日本の大衆はしっかりせざるを得ないとも言っています。
また、アメリカ経済はすでに破たんしており、ヨーロッパもダメ、中国もバブル崩壊が始まったと・・・
これからが日本の時代になるチャンスがあると勇気づけられる本です。
筆者は、日本とアメリカの大学で学んでいるので、その文化比較論は、一本筋が通っているような気がします。
「日本はいやがおうでも、この困難な時期に世界経済の中枢を担わざるをえなくなるだろう。別に肩ひじ張る必要はない。今までどおりに偉い人の話を聞かず、自分が正しいと判断するとおりに動けばいいだけのことだ。ただし、世界中あらゆる国を誉めちぎり、日本をけなしつづけるマスコミの論説ばかり読んでいると、正しい方向の判断さえできなくなる。この本を読んで疑問を感じられたら、ぜひマスコミの論説だけでなく、統計データに直接当たってみてほしい。いかに日本のマスコミの論調が歪曲されているかに驚かれることだろう。そのうえで、判断はあくまでもご自分で下していただきたい。」(まえがきより引用)
ただ、デフレ肯定論には賛成できない点がありました。
日本の国債は、日本の金融機関が買っているので、諸外国の国債とは違い安定しているという見方は、私と同じです。債務超過で国債がに値がつかなくなり、日本経済が破たんするという状況は現在の環境下ではありえないストーリーです。
とても、読み応えのある一冊ですので、お勧めします。
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