「きょうのゴハン何にしよう」
と悩むことがある、よくある人
多いんじゃないでしょうか。
日本の家庭料理っていくつもお皿がならんでいますよね。
メディアで海外の家庭の食卓が紹介されると日本って豪華だな、と思います。
著者は50歳で会社を辞めて、冷蔵庫なし、洗濯機なし、ガス契約なしのシンプルライフを始めてから、献立は「メシ、汁、漬物」の繰り返しの日々になったわけですが、そのことで豊かに機嫌よく生きていける自由がもたらされた、と書いています。
(しかも一食分200円だとか)
著者も勤め人のときは、食べ歩きに熱意を傾け調理道具をいろいろ揃えレシピ本を山のようにもち、おいしいものを追い続けるよくある生活を送っていたのです。
これはレシピ本というわけではないんです。
(おいしそうなレシピもいくつも紹介されています)
この本は、料理、食べることについての常識を覆してくれます。
ですが、これは料理だけのことではなく、あたりまえと考えていることが実はどうなのか、という疑問にもたどりつきます。
なにか窮屈に感じているなら、周囲の見方や自分のなかにある常識、自分がつくっているあるべき姿像を考え直すのもいいなと思いました。
こんなふうに考え方を変えることで自由に豊かになれる、身近な小さな幸せの中に無限の世界があることに気づける、ことを教えてくれます。
やめていたぬか漬けを再開しようと思いました。