前回はパソコンを分解した苦労話をしました。

 

 

 

 

 

今回の作業は内蔵SSD(256GB)を

新しいSSD(1TB)に交換する作業です。

 

 

このパソコンはモニタ液晶一体型パソコン、

単に一体型パソコン、

あるいはオールインワンPCとも

呼ばれているデスクトップ型PCです。

 

 

パソコンに詳しい方ならわかるかと思いますが、

デスクトップ型にしては

ノートパソコンと同様の回路になっています。

 

ただ、

内臓バッテリーがないだけのパソコンです(笑)

 

 

 

 

 

折角なので内部の説明をしますね。

 

右側はDドライブのハードディスク(2TB)です。

主に写真やビデオ映像、ワードやエクセルなど

容量の多いファイルを入れています。

あまり高速処理を必要としないファイルです。

ビデオ映像編集はRAMやビデオRAMを使うので

ハードディスクで十分です(爺の個人的考え)。

 

左はCPU等の冷却空冷ファンです。

ノートパソコンにも付いているのと

同様の小型ファンです。

 

 

 

 

 

上の空冷ファンから熱伝導用の

ヒートシンクが2ヵ所に伸びています。

右側はグラフィック処理用の

NVIDIAのGPU(グラフィックプロセッサー)です。

 

このパソコンに搭載されたGeforce GTX1050は

発売当時(2016年頃)は

最強のスペックでしたが、

現在は販売終了しています。

 

もう中古屋さんにも無いと思います。

このGPUのおかげで

ゲーム三昧楽しんでいます。

 

左はインテルのi7-9700T・CPUです。

この第9世代CPUが

発売された当時(2019年頃)は最強でしたが、

現在のパソコンで搭載されているのは

ほとんど皆無です(笑)。

 

両方のプロセッサーとも熱を持ちますので

熱暴走を防ぐために

ヒートシンクで冷却しています。

 

 

 

 

 

 

右がRAM、

左が今回交換するCドライブのSSDです。

 

 

 

 

 

このパソコンはRAMが16GB(8GB×2)なのです。

しかもDDR4-2666MHzと現在では超低速型です。

 

SSD交換と同時にRAMの増設も検討しましたが、

空きポートが無く2ポートのみなので諦めました。

 

SK hynix社は韓国の半導体メーカで

中国で生産されたRAMです。

 

 

 

 

 

 

これが内蔵SSDです。

韓国のサムスン製の256GBです。

チューインガムがのってますが、

これ放熱シートです。

 

ちなみに左上はボタン電池。

パソコンの電源が切れた状態でも

データを記憶したり時計を止めずに

稼働させるために必要です。

 

このボタン電池を外すと

時計やカレンダーが出荷状態の日時に

戻る場合がありますので要注意です。

 

 

 

 

 

簡単な説明はこれくらいにして・・・

 

いよいよSSD交換作業です。

SSDはどのメーカーもネジ1本で止めています。

 

 

 

 

 

SSDが浮いた状態。

左奥のソケットにささったままです。

 

 

 

 

 

取り外しには静電気に注意してください。

念の為、

静電気防止用手袋をしてSSDを引き抜きます。

 

 

 

 

 

これが256GBのサムスンSSD。

ほんとロッテガムくらいの大きさです。

これはSSD交換に失敗した時や

パソコンをクローンコピーする前の状態で

使う場合の為に保管しておきます。

たぶん使うことは無いと思いますけど・・・

 

 

 

 

 

これはクローンコピーが終わった

ウエスタンデジタル社のSSD(1TB)と

小型の放熱ヒートシンク。

 

このSSDはゲーミングに特化したものなので

高速に動作する半面、

非常に熱を放出します。

 

もし交換する場合、

マザーボード型パソコンなら

冷却フィン付きのSSDをお勧めします。

少しお高いですよ。

 

このヒューレットパッカードのパソコンは

ノートパソコンと同回路なので

放熱空間が少ないんです。

 

 

 

 

 

交換したSSDに

小型放熱ヒートシンクを付けてセット準備。

 

 

 

 

 

SSDの接点をコネクターにセットして・・・

 

 

 

 

 

ネジをはめて・・・

 

 

 

 

 

固定します。

 

 

 

 

 

こういうふうになりました。

小型放熱ヒートシンクなので

熱暴走に対して安心です。

これでセット完了。

 

 

 

 

 

あとは裏カバー取り外しした時の逆の作業で組立します。

※途中経過写真は割愛。

 

 

 

 

 

パソコン台座を固定して・・・

 

 

 

 

 

底のネジを締めて・・・

 

 

 

 

 

シールを貼って完成です。

 

 

 

さて、いよいよ新SSDでの稼働確認です。

 

はたして無事起動は出来たのでしょうか?

 

 

 

 

・・・ところが、

 

とうとう「茨(いばら)の道」に

迷い込んでしまいました。

 

そこには「BIOS(バイオス)」の問題が・・・

 

皆さんにはあまり聞きなれない

パソコン用語ですね。

 

 

次回へ続きます。