【ヴィクトリアマイル/危険な人気馬】

アスコリピチェーノに「0.0.1.13」の“消し条件” ローテ&血統の懸念材料あり

 

 

 

今週は、牝馬のマイル最強馬決定戦・

第20回ヴィクトリアマイル(GI、芝1600m)が東京競馬場。

一昨年の阪神JF覇者アスコリピチェーノに、

昨年の桜花賞馬ステレンボッシュと2頭のGI馬が参戦。

対するは前哨戦の阪神牝馬Sを制したサフィラ

福島牝馬Sを制したアドマイヤマツリをはじめ、

金鯱賞など重賞3勝のクイーンズウォーク

チャレンジCなど重賞2勝のラヴェル

ターコイズSを制したアルジーヌ

さらに中山牝馬S覇者シランケド

最強の1勝馬ボンドガールなど、マイル女王を狙う猛者たちの激しい戦い

そんな中、GI2勝目を狙うアスコリピチェーノが、今回の「危険な人気馬」

 

 

前走1着はなぜか勝てない……

最強牝馬でなければ消し

久々のGI制覇を狙うアスコリピチェーノ。2歳時は無傷の3連勝で阪神JFを制したが、昨年春は桜花賞、NHKマイルCともに2着と惜敗。

秋の京成杯AHを制して、勇躍挑んだ豪州の超高額賞金レース・ゴールデンイーグルでは外枠発走やスタート直後の不利などもあって、

キャリア初の12着に大敗。不完全燃焼の一年となった。

 

今季初戦はサウジアラビアの1351ターフスプリントに参戦し、

ウインマーベルとの一騎打ちを制して海外の重賞で初勝利。

間隔を空けて帰国初戦の今回は実績面でも優位に立ち、

負けられない一戦といえよう。しかし、絶対的な存在かと問われると疑問符は付く

 

アスコリピチェーノは1番人気に支持される公算大。

しかし、過去10年のヴィクトリアマイルで、

1番人気の成績は【2.2.2.4】と馬券内率60%を誇るものの

勝った2頭は2020年アーモンドアイ、21年グランアレグリアで、

いずれもすでに牡馬相手にGI勝ちを収めていた。

つまり、牡馬勝りのスーパー牝馬じゃないと

ヴィクトリアマイルは勝つことができず、

牝馬限定のGI勝ちによる実績で1番人気に推されていても

意外と勝ち切れないのがこのレースの特徴

 

また、前走1着馬が【0.3.1.33】と勝ち切れていない点も

アスコリピチェーノにとって懸念材料。

1351ターフスプリントからの臨戦といえば、

22、23年のソングラインと同様のローテとなるが、

同馬は22年は1351ターフスプリントを制して臨んだヴィクトリアマイルは5着に

敗退。

一方、23年は1351ターフスプリントで10着に大敗したものの、

ヴィクトリアマイルは1着と巻き返しで奏功している。

果たして、アスコリピチェーノは前走勝ってしまったことが本番に繋がるのだろうか。

 

ダイワメジャー産駒はマイルでの9勝を含む、GI10勝をマーク。

ただ良績は2~3歳時に集中しており、

古馬でのGI勝ちは14年高松宮記念を制したコパノリチャードのみ。

古馬になってマイルのGIを制した例はなく、

牝馬に限るとマイルGIは【0.0.1.13】の成績で、

22年ヴィクトリアマイル3着のレシステンシアが唯一馬券圏内に入っただけ。

この点もアスコリピチェーノにとってはマイナス材料

 

先週のNHKマイルCでは3連単150万馬券が飛び出す荒れた一戦となったが、

07年のNHKマイルCでピンクカメオが制して、973万馬券が飛び出した翌週の

ヴィクトリアマイルも、コイウタが制して228万馬券となった。

荒れ相場は連動することが多いが、今年もその傾向に合致するのではないか。

アスコリピチェーノは、1番人気に支持されるようであれば

そこまで信頼できるほどのスーパー牝馬ではなく、不安要素の多い前走1着馬。

そして古馬GIで勝てないダイワメジャー産駒と妙味ほどの信頼度はなく、

少なくとも「頭」勝負は避け、場合によっては「消し」