安田記念2024 出走予定馬

・ウインカーネリアン

GIでは【0.0.0.6】と厚い壁に阻まれている現状。ここも厳しい戦いが予想される。

・ヴォイッジバブル

昨年の香港マイル2着馬。勝ったゴールデンシックスティは別格として、ナミュール、ソウルラッシュと

日本のトップマイラーに先着をはたした点は高く評価すべきだ。

今回人気が予想されるロマンチックウォリアーとは今年の香港ゴールドCでタイム差なし。

・エアロロノア

近走はGII・GIIIですら馬券外が続いている。変わり身は望み薄

・エルトンバローズ

年明けに使われた2戦はいずれも掲示板外と精彩を欠く競馬。

ディープブリランテ産駒の東京芝1600m重賞成績【0.0.0.8】も気がかりで、1800m替わり不安材料

・ガイアフォース

この馬で注目したいのは距離別の脚質。

2000m以上だと道中3番手以内の競馬ができるのだが、

1600mでは道中8番手以下と差し脚を伸ばすスタイルへと変貌する。

その1600m戦では2→4→2着と大崩れがなく、中団-後方から差す競馬が合っているのだろう。

骨折明けでのぶっつけ本番ローテは気がかりも、

リピーターの好走が目立つレース傾向と戦ってきた相手の比較から3着以内も有り

・カテドラル

GIIIでも単勝100倍超えのオッズがついているように、人気も結果も伴っていない現状。

ピークアウトしてしまった感は否めない。

・コレペティトール

京都金杯で負かした相手にのちの勝ち馬はゼロ。

GIIの前走マイラーズカップは上位馬との差を見せつけられたレースでもあり、一変はない

・ジオグリフ

復調の兆しがうかがえる近走内容から、重賞戦線でも今後注視する必要がある1頭。

ただ、マイルでの良績に乏しく、狙うなら1800m以上の距離替わりだろう。

・ステラヴェローチェ左矢印ベテラン横山典弘(56歳)人気薄

前走大阪杯は勝ち馬と0秒1差の4着。

古豪復活を印象付けたが、当時はお世辞にもハイレベルなメンバー構成とは言えないものだった。

長期休養明けだったとはいえ4走前の富士Sで先着を許した馬が複数出走する点から、上位進出へのハードルは高い。

・セリフォス

3年連続での本レース出走となる馬。

いわゆる”鮮度”が気になってしまうところだが、

ダイワメジャーやブラックホーク、スーパーホーネットなど

本レースに3度目以上の参戦で馬券内を確保した例にいとまがなく、

キャリアを重ねることがプラスに働いている印象すら受ける。

過去10年の安田記念において、前年同レース馬券内かつ前走2着内だった馬は【1.3.2.0】。

自身最高馬体重の前走から上積みが見込める

・ソウルラッシュ

前走マイラーズカップを制し、本レースの中心馬として臨む今年。

J.モレイラ騎手を背に悲願の初GI制覇が近づいているが、

高い戦前評価とは裏腹にデータ面でのマイナス材料は多い。

過去10年の安田記念において、京都開催のマイラーズカップ勝ちから臨んだ馬は【0.0.2.5】。

この馬自身も叩き2戦目ローテでの非関西圏は【0.0.0.4】と精彩を欠いており、人気勢のなかでは無理

・ダノンスコーピオン

前走京王杯SCは上がり3F2位の脚で4着。

明確に復調気配がうかがえた一戦だった。

古馬マイルGI連対馬が揃った今回は厳しいが、GII・GIIIなら条件次第で出番が有り

・ドーブネ

古馬になってからオープンクラスで馬券内に入ったレースは600m通過35秒以上に限定。

2017年以降の本レースで同様のラップになった年は一度もなく、

マイぺース逃げが望めないシチュエーションを考えると連続好走はない

・ナミュール

牝馬同士では断然上位と思われた前走ヴィクトリアマイル。

スタートでの出遅れに加えて、600m通過33秒8のハイペースでなし崩し的に脚を使わされたことが

凡走の引き金となったのだろう。

過去10年の安田記念において、牡馬混合GIで連対歴のある牝馬は【3.4.1.1】。

レース史上最速かつ、安田記念と同タイムで制した富士Sを見るより強さを疑う余地はなく、変わり身を警戒する。

・パラレルヴィジョン

3歳時から素質の一端を示しており、前走ダービー卿CTで待望の重賞初制覇。

マイルでは負け知らずと底を見せていないものの、

中山で先行抜け出しの近2走から差し有利傾向にある本レースへの適性には疑問符が付いてしまう。

前走勝ち時計は同日の2勝クラスより0秒3速いだけ。上位進出のイメージは湧きにくい。

・フィアスプライド

過去10年の安田記念において、牡馬混合GI連対歴のない牝馬は【0.0.0.11】。

前走は鞍上の立ち回りの上手さが功を奏したレースでもあり、乗り替わりでの信頼度には疑問が残る。

・レッドモンレーヴ

前走京王杯SCは上がり3F32秒2の”鬼脚”で勝ち馬とタイム差なし2着。

良馬場・東京芝での切れ味は現役屈指といって差し支えないだろう。

サトノアラジン、ヴァンセンヌなど、過去10年の京王杯SC組好走馬に共通するのは前走上がり3F2位以内という点。

その条件を満たしているのはプラス材料で、富士S時のような激流になれば後方から突っ込んでくる可能性は十分だ。

・ロマンチックウォリアー

クイーンエリザベス2世Cを3連覇、香港Cは2連覇と輝かしい実績を誇る馬。

先行抜け出しを基本スタイルとし、混戦を渋太く制する勝負根性がセールスポイントだ。

ゴールデンシックスティの2着があるようにマイルの距離も許容範囲だが、

東京芝1600mは先行抜け出しの王道競馬での勝利が容易ではない。

能力を認めつつ、何かに差される