私は大学野球をしていた時に
監督やコーチから
バッティングフォームについて
改善を求められた。
右バッターである私は
タイミングを取る時に
左肩がキャッチャー側に入り
ピッチャーに対して背中を向けるような
形になることから
その打ち方を直すように
言われた。
ただ、このフォームに関しては
左肩を入れ込むことで
崩された時も拾えるように
自分なりに考えて作り上げてきたフォームだった。
それを変えろと言われても
変えたら必ず不具合が出るのが
分かりきっている。
不具合が出るから
そういうフォームに辿り着いたのだから。。。
だから
私は
彼らに見られているときは
フォームを直し
見られていないときは
バレないように
自分のフォームで打つようにしていた。
でも、やはり完璧に従っていないのは
彼らにも分かるので
あまり良いふうには思われていなかったはずだ。
どの世界においても
高いレベルに行けば行くほど
このような問題は必ず出てくる。
自分を貫くか
従うか。
答えは正直私にも分からない。
ここまでいくと
運でしか無い気がする。。。
フォームに関してつべこべ言わない
指導者と出会えば
自分が作り上げたフォームで
成功を目指していける。
ただ、
私のように、改善を求めてくる
指導者に出会えば
貫いても
従っても
どちらにしても
成功は勝ち取れないだろう。
※フォームを変えて
本来打てないはずのフォームで
なぜかめちゃくちゃ打てた場合は
成功するが
自分自身が打てないと
結論が出ているフォームで
打てることはまず無いだろう。。
成功するか否かは
巡り合う指導者によって
大きく変わる。。。
それだけに
指導者としては
間違った指導や
思い込みを捨て
選手の本当の思いを
汲み取ってあげる力量が必要になる。
それではまた！