と、ふと疑念がわきました。
-ヤツはやっていないと言っていた。
もし彼女の証言が信用されなかったら
誰が彼女をサポートできるのか。
…ヤツが最初から挙動不審だったことを
証言できるのは、多分、私だ。-
そこに思い至った時に考えるのは
申し訳ないけれど、子供のお迎えです。
警察に証言するとなれば
かなりの時間がかかるだろうことが
何となく予想されます。
一瞬ためらいましたが、覚悟しました。
まず、くまに電話。
事情を話し、最悪、くまにお迎えに
行ってもらうことにし
園に電話して迎えの時間が遅くなると
告げました。
よし、態勢は整った!
改札口の駅員にチカン騒ぎについて
その人が車内で不審な動きをしていたと
証言できると伝えました。
駅員
「男性は保護されましたので、後は
警察がそれぞれから話を聞きますから」
…えっと…
…不要ですって意味ですかね…?
私
「そうなんですね…」
それで良いのかなと思いつつ
立ち去るしかありませんでした。
今思えば彼女にあって名刺の1枚でも
渡しておけば、いざという時に
彼女が私に連絡を取れたかもしれません。
が、後の祭です。
駅員にしてみればチカン騒ぎなんて
よくあることでしょうから
無関心なのかもしれません。
被害に遭ったという証言そのものが
事実かわからないから
あまり熱心な態度を見せてはいけないと
教育されているのかもしれません。
それにしても、車掌は
チカン騒ぎかどうか分からないにしても
出発間際に何やら騒動があったことは
ドア付近を見ていたのだから
誰かが誰かを引きずり出したのが
見えたはず。
病人が出たときは電車を止めるのに
何らかの騒動が起こった時は
電車を止めなくても良いんでしょうか。
そういうマニュアルなのかもしれません。
仮にそういう教育だとしても
JRの車掌や駅員の対応が
あまりにも機械的で興ざめでした。
一方で、彼女の勇気はもちろん
若者やおじさんの勇気に
とても感動しました。
思い出すと
♪らららら、さむ、ばでぃつな~ぃ♪
と織田裕二の曲が流れます。
以上