つい最近、高校時代の友達と卒業旅行で上海へ行ってきました。
っていっても私の卒業は来年なのですが^^;
みんな今年卒業してしまって、来年はきっと一緒に旅行できないからね。今年行くのですw

HISさんの上海・蘇州・無錫の三都をまわる激安旅行で、ツアー旅行って私は初めてだったのですが・・・
うーーん・・・感想としては・・・「私向きではない」笑

ほんっっっとにラクなんです。
添乗員さんが全部連れて行ってくれるし、行き先やレストラン・ホテルなどを調べる必要もまったくなし。
外国語で必死に交渉することや、危ない目にあうシーンも皆無です。
ただバスに乗って、目的地についたらガイドさんについて下りてちょろちょろっと観光して・・・。
こんな頭を使わなくて済む旅行は初めて・・・!
それがラクすぎてなんか逆にダメでした笑
「沢雉雉十歩一啄、百歩一飲、不期畜乎樊中、神雖王不善也  -- by.荘子」ですね笑

地下鉄に乗りたくてうずうず、自由時間が欲しくてうずうず、
建築物や街並みの写真をゆっくりとりたいのにガイドさんの「はやく前へ進んでくださァ~~い」にイライラ笑
激安ツアーにつきものの、指定のお土産やさんに拘束される時間にイライラ笑

まぁ初めての中国だったので、思ったより英語も通じなかったし(日本語のほうが通じたり!目
気楽にサラサラっと三都のいいとこ取りしながら回るにはよかったのかもしれません。
もちろん旅行自体はとても楽しくて、素敵な思い出になりました^^
次は絶対にフリーで、もっとじっくり上海を味わいたいなぁと・・・思いました。

自由時間なしのツアー旅行は自分には向いてないって、身に染みて知れただけでもよかったかなw
なんでもやってみないとわからない★


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それでそれで…上海なんですが。
前からものすごく行ってみたかったんです。
だって現在進行形でものすごい勢いで都市構造が変化している街だから。

上海スピード。
1992年に江沢民総書記が、「上海をできるだけ早く国際経済・金融・貿易センターとして築き上げなければならない」と述べ、上海の浦東地区の開発と上海振興が国家戦略として確定されたと言われています。
それ以来上海では、建物の建設でもインフラの整備でも、日本ではありえないスピードで進行中!!

上海の浦東地区に上海環球金融中心(Shanghai Financial Center)を建設した
森ビル(六本木ヒルズつくった会社)の社長がの著作『ヒルズ 挑戦する都市』 (朝日新書 200)
この中で森社長は、あっという間に浦東地区の民家や小学校がクリアランス&移転されて更地になっていく様子を目の当たりにして

「国家の将来をかけたプロジェクトとはいえ、道路や公園、ビル用地まで、一気に明け渡しを進めたスピードに度肝を抜かれた。善し悪しはともかく、国家体制の違いと、浦東開発にかける上海政府の意欲を実感させられた」

「中国で仕事をして、東京のリーディングタイムは本当にあとわずかしか残されていないことを、ひしひしと感じた。

「アジアのライバル都市に比べると、日本は意思決定も、許認可手続きも、工事も、供用開始もすべてにおいて遅い。このままでは、十年も経たないうちに追い越されてしまうだろう。」


ってなことを書かれています。
初め読んだときには「っまたまたぁ~!パーw」なんて思ってましたが(こら!w
今回実際に上海を訪れてみて…
いや、やっぱコレはすごいなとえっ
思い知らされたような気分です叫びあせる

人もまちも、ものすごくエネルギッシュ!メラメラ
街のあちこちで巨大なビルの建設工事が行われていて、そのすぐ横で取り壊された街区の瓦礫がつみあがってたりする…。
まさに現在進行形で大規模都市開発がそこら中で進行中!
$KWARGE-construction
観光バスの車窓から「こんな景色、見たことねぇ…!叫び」みたいな風景のオンパレードでした。
(たぶん旅行中に1人だけ、テンションの上がるポイントが少々ズレていたと思われ…^^;)
ふつう建築現場では、まず破壊して廃材を全部取り除いてから建設を行うのに対して、上海では破壊と建設が同時進行してるんだとか。だから上海スピードは早い。。。


浦東地区では、上海環球金融中心(Shanghai Financial Center)をはじめとしてテレビ塔などのユニークな超高層ビルが立ち並んだハイパーモダンな街並みが広がり
$KWARGE-浦東

対岸のバンド地区では1920年代に世界の列強が租界を置いた時代に出現した数々の近代建築が見事に立ち並ぶ。
これはテンション上がりますね!水辺にこんなに近代建築が保存されている風景は、世界でも珍しいそうです。
$KWARGE-外灘

もぅこの浦東・バンド地区の夜のライトアップは半端なくテンションが上がります。
上海という都市のブランディングにはもってこいの風景です。
もちろん上海の旅行のパンフレットなどには必ずこのエリアの写真が採用されてますグッド!合格


また、都市全体のライトアップが素晴らしく、「このカラフルなライトアップ手法はもしや・・・」と思ってあとで調べてみたら…
やっぱり!上海はリヨンの記事で紹介したLUCI(Lightning Urban community International)のメンバーでした!
ライトアップにも力を入れているようです。
巨大な高架道路が青~~く(紫?)ライトアップされている風景は、近未来な感じでカッコよかった~アップ
$KWARGE-highway


そのまた近くにある世界遺産の豫園周辺には、かつての上海城の街並みを見事に再現した迫力ある街並みとショッピングマーケットが並びます。私が行った時には正月の飾りつけが派手にされてました^^
KWARGE-豫園 KWARGE-豫園2←うさぎ年


最も市民でにぎわっている南京東路は見事な石畳の大型歩行者天国。
フランスのリヨンにある街の中心の歩行者天国を彷彿させるよーな…
…でもネオンとかがっつりアジアバージョン!wといった感じの、活気溢れる見事な空間でした。
$KWARGE-南京東路


↑の『ヒルズ 挑戦する都市』 (朝日新書 200)が書かれたのは2009年ですが、
昨年2010年には上海万博も開かれて、世界中から200余りの国や国際組織が集まりました。
万博のためにメトロもしっかり整備されたようです。
空港から街まであのリニヤモーターカーも走ってる!!cool!
 (東京みたいに各私鉄・国鉄が入り混じった感じではなく
 上海メトロとして統一されていて、なんか欧州のメトロっぽいです。
 バス停やバスのスタイルも、ヨーロッパで見かけたものとほとんど一緒だったので
 欧州から都市計画をがっちり学び取ってきてそのまま適用させてるのかな・・・。
 そりゃ、なんでもマネすりゃ良いってモンではありませんが、
 欧州の交通システムは「いいなぁ」と思えるところがたくさんあったので…
 …なんだかうらやましいw いいものはどんどん参考にしていったらいいよね。うん。)



うーん…不動産業界にしてバブルを切り抜け、アークヒルズ、六本木ヒルズなどの
東京の各大規模再開発を手がけてきた森社長の街を見る目は・・・やっぱすごいのかもあせる

森ビルが調査機関を使って世界のビジネスマンに行ったアンケート調査結果では
十年後のアジアの主要都市として、東京より上海を挙げる人が圧倒的に多いんだとか。

最後に森社長のドキっとさせられるお言葉。

「世界経済が立ち直ったとき、世界の人、モノ、金、知恵、情報は、オープンマインドを持つ魅力的な都市に再集結する。
 そのとき、東京は世界から選ばれる都市になれるだろうか。」


パリではGrands Paris計画のようなグランドデザインも描かれ始めていたけど
東京ではそんなグランドデザインは未だ描かれていない…。
日本には優れた建築家やデベロッパーがいるのに
彼らが新たな都市を生み出す場を行政が提供できていないように思います。

地権者の権利が以上に強く、権利問題がややこしい日本。
再開発などに関して、(ほかの分野でも?)行政手続きの遅い日本。
これらの問題は、私の地元でいま進行中の再開発の状況や説明会で、イヤというほど実感させられましたけども!パンチ!
とにかく今のままの体制じゃ、日本の都市は世界での都市競争に勝ち残っていけるのかー??あせる


あっという間に住宅地をクリアランスして更地にしてしまう中国も相当コワいけどww
あの国の政府はどーなっているんでしょう^^;
余談ですが、パソコン持っていってた友達が中国でfacebookにつなごうとしたら・・・
マジで繋がらなかった・・・!!叫び
THE 規制!
こわ!!
他のページは普通に繋がるのに・・・あわわわ!(
エジプトがfacebook革命で大騒ぎになってた頃だから、中国政府も相当ピリピリしてたでしょうね^^;
Paris, je t'aime風にw


普段は神戸大学の方に通っている私なんですが
神戸大学のキャンパスってのはなかなか大きくて、まず3つの地区に分かれるんです。
メインキャンパスの六甲台、深江の海事学部、そして医学部のある大倉山キャンパス。

私の通う国際文化学部は六甲台にあるのですがその六甲台もかなり大きくて、
正門のある経営学部などがあるところからは国際文化学部は少し離れています。
そのため正門の方にはめったに行かないのですが・・・

ただ正門のあたりはほんっとに素敵なんです!
「これぞ憧れの大学生活か!!」みたいな、立派な建物。レトロ建築。
キャンパスライフってこぅじゃなきゃねーー!!!ラブラブ!(かなり主観入ってるww
看板学部である経営学部などはそこの正門あたりに位置しているので、
もぅそれはそれはうらやましくて仕方ありません…ww

私の国際文化学部はというと、なんの変哲もない(…って言ったら失礼?^^;)普通の建物で
改装工事が行われたため現在は設備もかなり充実していますが…
工事中の当時(私は1回生でした)は地獄のようでした・・・
大学生活=工事現場みたいな感じw
ロ、ロマン…のかけらもねぇ…!!叫び
しかも食堂が閉鎖されたために毎日カップラーメン食べてた時もありましたガーン
ま、カップ麺好きやから別にいーですけどっ!!w

で、話は戻りまして神戸大学に正門から入って、階段を登りながら奥に入りますと…
それはそれは素敵な図書館があるんですアップ
人文社会学系図書館
$KWARGE-大閲覧室
↑の図書館の建築について詳しく書かれているサイトをみつけました★
写真もこちらからお借りしました…;;ありがとうございます!↓
レトロな建築を訪ねて


神戸大の中にはいくつかの図書館がありますが、探している本が自分の学部の図書館にないことも!
そんなときはちょっと遠いけど、他学部の図書館まで足を運びます…
(最近お取り寄せもできるようになったっぽいですが!)
「こどもたちが学校をつくる」って本を借りたくて久しぶりに訪れた社会学系図書館でしたが
やっぱり素敵すぎますねーー!!!

この人文社会学系図書館の大閲覧室は、1回生の頃に大学を少し散策して
その時にチラッと覗いた以来だったんです。
でもそん時はなんだか恐れ多くて入れなくてwww
「上回生が難しそうな勉強してるーーー!Harry Potterみたいな世界やーーー!!」
って興奮したのを覚えています。
でも今の私は入れちゃいました!
4年間で成長したなー自分!!www

パリよく勉強しに行っていたCite International Universitaire de Parisの図書館!↓
$KWARGE-bibliotheque
にヴォールト天井とかが似ていて、とても懐かしくなりました。
このアーチみたいになっている天井、ヴォールト天井っていうのね!なにそれオサレ!!ww
西洋建築史の授業、もぐりこみ受講しておけばよかったと少し後悔…^^;



図書館の雰囲気って不思議ですよね。
たくさーーんの本に囲まれた静かな環境で…落ち着くようなワクワクするような。
中学校の頃にトライやるウィークで大学の図書館に職業体験をしに行って以来
図書館の雰囲気がなんだか好きです。
特にパリのCiteの図書館でも、神戸大の人文社会学系図書館でも
ああいう雰囲気のあるところで勉強していると
なんだか賢くなったような気がして(笑
いつもより集中して勉強してしまう気がします。セルフイメージ急上昇↑↑
気分は「歴史ある図書館で資料を読みふけっている学者」!!ww

パリで行きたい行きたい…と思いつつ結局行けなかった所って
実は山ほどあるのですが^^;(一年も滞在していながら…!!)
その一つが図書館めぐりです。
特に行きたいのが
La Bibliothèaque Sainte-Genevieve
$KWARGE-biblitheque saine genevieve
La Bibliothèque Nationale de Francの旧館。↓
$KWARGE-BNF
La Bibliothèaque de la Sorbonne
$KWARGE-biblitheque de la Sorbonne


あーーー次にパリへ行った時にはきっと…!!
あれ、でも登録カードとか作れるのかな?もはや現地の学生じゃなくても?^^;
また調べます…!^^;

そしてRio de Janeiroに行ったら絶対ここへ行きたい…!
カーニバルよりも行きたい!!!!w
Real Gabinete Portugues de Leitura
$KWARGE-Real Gabinete Portugues de Leitura


そして↓の動画シリーズがたまりません…

あーーまじで図書館ツアーを企画して欲しいです…ww
現代建築の図書館も素敵…レトロも捨てがたい…!!


とりあえずこれからは出来る限り
神戸大の人文社会学系図書館へ足を運ぼうと思いましたーラブラブ!

bisous!
あ、あとCOWON MP3 プレーヤーJ3の購入を検討されている方からコメントを頂いたりしたので…

参考になるかな~?と思う動画を↓




この動画は英語ですが

YouTubeでCOWON J3って検索したら

J3操作している様子を収めた動画が日本語でもたくさん出てきます^^

ただ↑の動画はかなり丁寧に解説してくれてるな~と思ったので…




とにかくネットで電化製品購入するときは、YouTubeのレヴュー&価格.comのレヴューは必見!!

デジカメ購入するときも、YouTube見まくりました笑

めっちゃ参考になりますもん~~!!ラブラブ!

動画UPしてくださっている方々に本当に大感謝!!



他にも悩んでいる機種があれば

その機種のレヴューとも見比べて

後悔のないショッピングを♪ ニコニコ
今日はすごい日やったー!

女子高生と一緒に勉強会(っていうかカフェで黙々と一緒に勉強するだけ)やってたんですが

まずカフェに着いたときに、パッと隣の席の人を見てみたら

ダンスサークル繋がりの友達だった!!叫びめーーーっちゃ久しぶりの!!

「わぁーー久しぶりーー!!」とか言いながらちょっと喋ったあと

勉強を始めました。

そしてしばらくすると彼女とその友達は「そろそろ行くわーまたね~^^」と言いながら去って行きました。

そして空いた隣の席に、やってきたのはなんと高校時代の同級生2人組!叫びww

「えぇえー?!今さっき知り合いが帰ったとこやのに?!」っていう展開ww

そしてまた「久しぶりやねぇーーー最近なにしてるん?!」て少し話して、また勉強に戻る私。

その後しばらくして、彼女たちも帰っていきました。

夜も遅くなってきたので、一緒に勉強していた女子高生ちゃんも帰宅し…

私は一人で本屋と文具屋をうろついたあと、またマクドで読書をしていました。

すると、空いていた隣の席にやってきたのは・・・同じサークルの先輩!!!叫び

えー!!www

1日に4人もの知り合いに偶然に出会うなんて、こんな日もあるのねーー!!

どの人もホントに久しぶりやったので、いろいろ話せて嬉しかったです^^びっくりした!




そういえばこんなコトが昨年の年末にもありました!

クリスマス前くらいに東急ハンズで買い物していたら

いきなり「○○○!!!(私の下の名前)」って普段呼ばれ慣れない呼ばれ方をしたので

なんじゃい?!と思ったら、パリで一緒やったパリ第7大学日本語科のフランス人の友達でした!叫び

その子とはパリで一悶着ありまして^^;facebookの友達を外されていたので、

彼が日本にいるってコトさえ知りませんでしたw

だからもぅウチは「TU FAIS QUOI ICI(アンタここで何してんの)~?!叫び」を連発(笑

日本にバカンスに来ていたそうですww

でもこれをきっかけに仲直りできて良かった~^^

そしてその次の次の日、彼にルミナリエ見せたあと、そのまま東京行きの夜行バス乗り場まで送っていったら

そこで受付をしていたのが高校時代の同級生!!叫び

そんでもって同じバス乗り場で、神戸大の院に留学しているアルゼンチン人の友達と、

私がパリに留学していたのと同じ時期に、ニースに留学していた同じ学部の友達に遭遇!!

なにこれーーーミラクル!!!ww

この日も一日で3人に同時遭遇!

ニースに留学していたその子も、パリに何回か遊びに来ていて、パリ大の友達のことを知っていたので

「Pourquoi tu es au Japon????!(なんで日本にいるのー?!)」と混乱気味でしたww

あとで聞いた話によると、その東京行きのバスは大阪で乗り換えがあって

その乗り換えの時に、大阪の子で私と同じ時期にパリに留学していた友達

(もちろんそのフランス人の友達も彼女のこと知ってる)が、乗り込んできたそうです!!

もぅ意味わからんー!!w




でもしばらく会ってない人に偶然バッタリってなかなか嬉しいものですね^^

親しい友達同士でも、連絡とりあって予定合わせて会うのって

みんな忙しくてなかなか難しいもの。。。

久しぶりに近況を聞けたりして、今日はとてもHAPPYでした★

また偶然の出会いがありますように。

2度あることは…3度ある??目ww


beijo!
昨日は神戸の阪神淡路大震災があった1月17日でした。

シンポジウム・上映会『その街のこども 劇場版』 ~震災16年、その表現をめぐる省察と対話~

が神戸大学の百年記念館で昨日開かれたので、見に行ってきました。
同じ学部の友達で、神戸まちづくり学校にも来ていた子がオーガナイザーの一人だったので、誘ってもらったんです^^

いやー同じ学年なのにすごいなぁ・・・立派な司会っぷり。落ち着いたしゃべり。
ホントに尊敬してしまいます。
うちの学部で一番キツイと評判のゼミにずっと属していた彼女は
さすが、1,2年のあいだサークル&バイトばっかやっていた私とは格が違う^^;



シンポジウムの前に用事があったために
30分ほど遅れていって、映画は途中からしか見れませんでしたが、とても深みのある映画だったので
また最初からちゃんとみたいなと思います・・・

『その街のこども』は昨年NHKのドラマとして放映したところ
予想以上の反響があったことから、今回異例の劇場版としての公開が決定したそうです。
昨年の震災記念日に日本にいなかった私は、全然知らなかったのですが…。

この映画では、
毎年行われる1月17日の追悼のつどいが行われる前日に
震災遺児である2人がたまたま知り合い、1月17日の朝までともに時間をすごします。
真っ暗の神戸の街を2人で歩き回る…。

神戸で被災経験のある森山未来とサトエリをわざわざ起用して作られたこの映画。
映画の最後の方で、サトエリに手をふるおじいさんも
実際に震災で息子さんを亡くされた遺族の方だそうです。
2人とも売れっ子の森山くんとサトエリをこの映画の撮影のために1ヶ月拘束するだけでも非常に難しく
それだけで2年もかかったそうです!叫び
それでも実際に震災を目の当たりにした2人を起用することにこだわった…。



映画上映後のシンポジウムでは、
・映画の政制作総括を担当されたNHKプロデューサーの京田光広さん
・社会学者で、東京大空襲・戦災資料センターで研究員をされている山本唯人さん

のお2人の話を聞くことができました。

山本さんは、東京大空襲の資料を展示している資料センターにいらっしゃいますが
その資料を展示するだけでなく、その資料に込められた記憶をどのようにして人々に伝えるか
ということについて考察されています。
時代やメディアの技術がどんどん進化するなかで
資料をただガラスケースの中に展示しているだけで、いったいどれくらい人に伝わっているのか?
それだけでなく、アートや写真、動画作品など
もっと他のツールを使って記憶を伝える方法はないかと、研究されているそうです。

彼が言っていたことで一番おもしろかったのが
記憶を「室内」から「ストリート」へ
その街の記憶というものが「資料センター」のような「室内」に閉じ込められているのではないか?
ということを、山本さんは危惧していらっしゃいました。
生々しいリアルな被災者の記憶が作られたのは
室内ではなく路上であったはずなのに、その記憶が今あるのは資料センターの中だけ…

映画『その街のこども』では2人の主人公が夜の神戸の街、つまり「路上」を歩き回ります。
そしてその風景から、それぞれの2人の震災の体験が語られている…
震災の記憶を「ストリート」へとうつすことに成功している、と山本さんは分析しています。
また、お名前は忘れてしまったのですがあせる会場へいらっしゃっていた女性で
被災者の支援を行っている団体の方がいたのですが、その方が
「震災が起こった時、私たちは夜の路上をとにかく歩き回りました。
この主人公が夜の街を歩き回るっていうことは、まさに私たちの震災の体験そのものだったんですよね。」
というようなことをおっしゃっていました。
そっか…やはり本当の記憶が眠っているのは「ストリート」「現場」であり、資料館ではないんやな…。
ってなんとも当たり前のことを、再確認してしまいました。

神戸という街のアイデンティティの一つともいえる
とても重大な出来ごとであって、まだ16年しか経っていない生々しい記憶のはずなのに
ふとすれば忘れてしまう、そんな危うい記憶でもある。
HAT神戸にある防災センターや、東遊園地にある震災のモニュメントなどへ行けば
すこしその記憶に出会うこともできるけれど
ホントそれ以外では…ほとんどない。
東遊園地はどっちかっていうと近くに自分のオフィスでもない限りあまり行かないエリアやしなぁ。
山本さんがおっしゃるように、記憶は「室内」に閉じ込められつつある…

$KWARGE-ルミナリエ2010
震災後に始まった神戸ルミナリエ↑も
現在ルミナリエを眺めながら震災のことを思う人がどれくらいいるだろうか?
たくさんの屋台が並び、お祭りのような雰囲気。
去年のルミナリエにフランス人と一緒に行ったら
「フランスでは悲しい歴史の出来ごとに関して、厳かなセレモニーにすることはあるけど
こういうお祭りみたいなことをすることは絶対ないなぁ~。おもしろいね」と言っていた。
これは果たしていいことなのか、悪いことなのかよく分からない。
イベントとして人を呼び集めるのにはいい役割を果たしているかもしれないけれど
本来の目的であった「被災者の鎮魂」という意味はほとんど残っていないのかも??




・・・そこでふと思いだしたのが
昨年旅行で訪れたドイツのベルリン。
ベルリンにはホロコーストやベルリンの壁という悲しい歴史がたくさんあり、多くの犠牲者をだした。
ホロコーストの犠牲者の鎮魂を目的としたホロコースト慰霊追悼碑は
街の中心、誰からも目につきやすい場所にわざと作ったのだとまちのガイドさんが教えてくれた。
忘れてはならない歴史だからこそ、誰からも目につく場所へ。
確かに、ベルリンの有名なシンボル、ブランデンブルク門のすぐ横にありました。
19000平方メートルの巨大な敷地に、2711個のコンクリートの柱が立っている。
$KWARGE-ホロコースト慰霊追悼碑
しかもそのモニュメントの中に私たちは入ってくことができ、そこで何かを感じとる。
私もそこへ入って行ったとき、なんとも言えない不思議な…でも少し怖いような気分を味わった。
「空間の構成によって身体や心に何かを感じとらせる」これってホントにすごい。

ほかにもベルリンでは、ナチスの本部であったり↓
KWARGE-ナチス本部
戦争中に銃撃で傷ついた建物(カイザー・ヴィルヘルム教会etc)↓
KWARGE-戦争の傷が残る建物 KWARGE-カイザー・ヴィルヘルム教会
ベルリンの壁↓
KWARGE-ベルリンの壁
など、歴史の記憶を生々しく伝える建造物を残している。
ベルリンの壁が一部、イラストが描かれイーストサイドギャラリーというものになっている場所も。
街のいたる所に、その街の歴史と記憶を感じとることができる街だった。
「室内」から「ストリート」へが実践されている例のように思える。

まぁ戦争と震災というのはもちろん違うものであるし
戦争は防ぐことができたかもしれないもの、これから防いでいくことができるもの。
震災は人間が逆らうことができない自然の力であって、防ぐことはできない。
(もちろん耐震について考慮したりすることはできるけど)
ただ、どちらも多くの犠牲者をだし、家族を失い心に傷を負った遺族が存在することはゆるぎのない事実。
やはりその記憶は忘れられるべきではないと思う。
街の歴史として。アイデンティティとして・・・。
(「神戸出身です」って言うと、海外では必ず「地震があった所だよね」か「Oh神戸ビーフ!」って言われます笑)

私は神戸生まれ神戸育ちですが、
被害の少なかった神戸の北側に住んでいたため、
海側に住んでいた方とは全く違った震災体験を持っています。
しかも幼稚園児だっため、なんだかうろ覚えなところも…。

でも困ったことといえば、食器棚のお皿が割れてしまったこと
水道がでなくなって、近所に人にタンクでお水をいただいたこと…
そんなことくらい。家族を亡くしたりするようなことはありませんでした。
でも被害の大きかった灘の周辺に住んでいた人達は、
全く違った記憶を持っているんやないかな。

相手の震災の記憶に触れるのはいいことなのか悪いことなのかも分からなくて
そのせいかあまり震災のことを話題にしたりすることもありませんでした。
普通にいたら、神戸がものすごい地震にあったなんて忘れてしまいそうです…
だって街にあまりにもその面影がないから。

ヨーロッパでは戦後、必死で自分たちの街の戦前の街並みを甦らせたけれど
神戸では戦後・震災後そのようなことはされなかった。
神戸は街の歴史を断絶させてしまった」と怒り心頭だったのは
『失われた景観』の著者で東大教授の松原隆一郎さん。

神戸では、松原隆一郎さんが「断絶された」と嘆いた戦前の神戸記憶の断絶だけでなく
震災前の神戸の記憶
神戸に震災があったという記憶さえも
どんどんと薄れていってしまっているのかも。

街とその記憶の残し方、難しいですね…
とても勉強になったシンポジウムでした。
呼んでくれた友達に、ありがとう。

そしていろいろ考えすぎて、結局まとまりのない徒然長々文章になってしまったこの記事を
読んでくださったあなたに最大のありがとうを^^;
Merci beacuoup!

bisous