のっけから何かの批判が始まりそうなタイトルだが、ちょっと違う。
俺は嘘つきだ。
というかほら吹きだ。
だから色々と「ごまかし」をやる。
いかにもかっこいいギタリストのようにふるまう。
しかし、大した技量などない。
いかにも美味しそうな自作料理の写真をSNSにアップする。
しかし、誰にでもできるような簡単な料理をいかにも感を出して撮っているだけだ。
いかにも格言めいた批評などを展開する。
しかし、その辺で拾ったような言葉の羅列に過ぎず、よくよく読んだら大した事は書いていない。
と、よくもまぁそんなんで生きてこれたなと我ながら感心する。
努力などどこにも垣間見えない40歳だ。
およそ全国に広がる4,5人の読者の失笑を買うのは間違いなかろう。
ただ、これだけは言わせてもらう。
ごまかしにもそれなりのスキルは必要なのである。
例えばあなたがあるライブでステージにたったとしよう。
演奏中に発生した機材トラブル。
考えたくもないだろう。
だがここで「ごまかし」の真価が問われる。
いかにステージを壊す事なく演出するか?
このごまかしの技術は一朝一夕では身につかないのだ。
ごまかしは、見方を変えれば「対応力」だ。
即座の判断が求められる高度な技術だ。
それは「ただの嘘つき」には出来ない芸当である。
もしかしたら(もしかしなくても)俺は初心者レベルのギタリストなのかもしれない。
大した技術もないのにふんぞり返ってしまっているかもしれない。
酒ばっか飲んでギターがうまくなるわけもないのに酒ばっか飲んでいる。
ついでに飯も食う。
なんならお代わりまでする。
ただ、ステージで熱い魂を見せる事に関しては誰にもヒケを取らない自信がある。
無論。根拠などない。
あるのはごまかしの技術だけだ。
あの人にもあの人にも追いつけない。
練習しても練習しても追いつけない。
だからと言って、ステージに上がったにも関わらず胸を張ってパフォーマンスが出来ない様では、やはりステージに上がる資格などない。
俺はいつだって魂でステージに上がっている。
技術が追いつかないなら後は魂の炎でステージを彩るだけだ。
暴れりゃいいってもんじゃぁないんだぜ。
そんな俺様(ほらまたホラが出た)のライブ、12/3@Gates7
待ってるぜ!
MAGMA