Glared Rats MAGMA -4ページ目

Glared Rats MAGMA

GLARED RATS(グレアドラッツ)のギターです。

ボーカル ランディのブログはこちら。
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枯葉散る季節は何かと予定がつまりがち。
仕事上の付き合いや家族親戚。
昨今色っぽい話など全くないので、クリスマスだからといって特別な事などは何もない。

ただただ、飲むだけである。

さて、そんな肝臓クラッシャーな毎日を送っているが、昨日は流石にここ最近で一番の飲酒量だった。
ピックガードのビスが取れてしまったので、さびてる部分も含めて交換しようと楽器屋へ。

で、せっかく街中に出てきた事だし、クリスマスだしと言う事で昼間っから飲酒スタート。
店を変え酒を変え手を変え品を変え、たどり着いた最終地点は白金のとあるお店。
アンジーが大音量で流れる店内で焼酎をちびちびと・・

至福の時間はあっという間。
気が付けば夜中の2時
手元の酒はいつの間にかウイスキーになっていた。

飲りも飲ったり14時間。
で、何がすごいって、これで全く二日酔いしておらず、元気に出社しているところが俺のすごいところである。


二日酔いで仕事が手につかないそこのあなた。
見習うように。


MAGMA

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縁あって、熊本は多良木町というところにある「延壽寺」というところに行って来た。
ここの副住職さんは、先日とある先輩の奥様の通夜・葬儀でお務めいただいた方である。

その時色々とお話をさせていただく機会があり、なんか仲良くなってしまった(笑)
同じ松本だしね。

ここではお寺の中で毎年春に「花祭り」というのがあり、地域の方々とお祭りを楽しんだり、ライブがあったりとなかなか俗っぽいところが素敵である。

そういやお祭りといえば縁日よね。
「縁」かぁ。

なんか素敵な響きやね。
こういう事に喜びや人生の豊かさを感じれるようになったら無敵やね。

おかげさまで良い一日になりました。

多良木町
日蓮宗 延壽寺
松本就顯 副住職と共に
【一部ネタバレ注意】
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相も変わらずホラー映画が好きな俺。
古今東西、新旧和洋問わずホラーが好きである。

古くはヒッチコックの「サイコ」や「13日の金曜日」シリーズなども好きだし、A級ヒット映画やB級ホラーにも目が無い。
いつぞや観た「キラーコンドーム」や「道化してるぜ」などはB級の最たるもので、楽しめた。
B級にはB級の楽しみ方というのがあるのだ。
※内容はぐぐれ

さてさて。
そんな俺は、いわゆる「ジャパニーズホラー」も守備範囲内である。
ジャパニーズホラーって、たいてい何らかの「呪い」がテーマになることが多いよな。
幼少のみぎりに、それはそれは肝を冷やした「帝都物語」ってのがあったが、あれも平将門の怨霊がテーマの一つだったと記憶している。
てかあれってホラーに分類されるんだっけ?

まぁいい。
回りくどく映画を語ったが、とにもかくにも話題の1本「貞子vs伽椰子」を観てみた。
封切りの時に、それはそれは話題になったので予習までやった。
※呪怨シリーズを観たってだけ。リングは既に観てた。

いわゆる「vsモノ」と言えば「エイリアンvsプレデター」や「ジェイソンvsフレディ」があったな。
どういうストーリー展開で両者を違和感なく絡ませるのかが気になったが、そこはさすが映画人。
観た人に「なるほど」と思わせる展開だった。
どっちもDVD買ってしもうたよ。

で、その流れに乗っかる様に作成、公開された本作。
期待は高まる一方・・・だったんだが・・。

なんだろう。
せっかくの雰囲気も即座にぶち壊れるような演出が随所にみられるのは一体なんなのだろう。

例えば凄腕の除霊士(っていうの?)役の安藤政信。
のっけからバーガー頬張りながら登場するくだりなんかは典型的な洋画コンプレックスの塊のようだった。
最終対決のお膳立てのシーンも、何やら動線が定まらない感じで撮影を進めたようなつんのめり感。
貞子と伽椰子がすぐそこにいる状態であの立ち回りは緊迫感をそぐ事請け合いである。

ヒロイン役の玉城ティナ演じる女子高生は目を見張るほど美しいヒロインである。
吹けば飛びそうなはかなさを称えた女性が恐怖に立ち向かう、なんてのはよくある演出なんだが、
あの不気味な家に単身乗り込むシーンなどはいくらなんでも無茶ブリが過ぎるんじゃなかろうか。
そんな度胸がある割には後半は女子大生役のあの子に完全に水をあけられたような体たらく。

もう一人のヒロインと共に、怨霊の権化を目の前にしながらあの驚く様は、
さながら映画館でキャーキャー言ってる女の子と大差はない。

一事が万事この調子だから、まったく持って恐怖感が生まれない。
時折垣間見せる恐怖演出も前述のような一幕が合間にはさんであるため、全く尾を引かない。
この映画を観た後で「トイレに行けない」なんて人はむしろお得である。

肝心の貞子と伽椰子もいわゆる「都市伝説」扱いで、
その成り立ちなど、恐怖の根源足る部分には全く触れていない。
いわゆるただの「オバケ」扱いである。

前述した「AVP」などは、駆け足ながらそれぞれの理由づけがあった。
なぜプレデターが地球にやってきたのか。
なぜエイリアンが地球上に存在するのか。
往年のファンはもとより、初見の観客にもそれなりに納得させる裏打ちがあったため、すんなりストーリーに入り込めただろう。
こういうちょっとした親切な作りのおかげで観客はホラーに不可欠な「リアリティ」を感じることができる。
だが、この作品にはそれがない。

良くわからない不気味な化け物を同士討ちさせてみようという、半ばアンダーグラウンドの異種格闘技戦のような代物とでもいうか。
「そういう作品です」と言われたらもう何も言えないんだが、
何より許せなかったのは"あの井戸"の扱いだった。

貞子と井戸の関係は切っても切れない重要なポイントであり、呪いのビデオにもその深い恨みが色濃く表れている。
・・はずだったのだが、この作品ではその部分をポイ捨て。
単に都市伝説的な「呪いのビデオ」ならそれなりにインパクトのある出来で、
「これはヤバイ」感がバッチリ伝わってくるんだが、仮にも「貞子」である以上、その理屈は少々無理やりが過ぎないか。
最終局面がほぼほぼ伽椰子在住の呪いの家の付近で行われるんだが、
都合よくそばにある井戸もどうやら貞子の井戸ではないご様子。

監督曰く「貞子=山村貞子ではない」と言い張ったらしい。
新たな恐怖の存在として描いたというのが言い分のようだ。

なるほど、流石地雷監督。
長年ジャパニーズホラーの人気コンテンツの一端を担ってきた貞子に対して、敬意もクソもないようだ。
知名度と人気だけを利用し、自分勝手に解釈して作り上げた映画。
それがこの「貞子vs伽椰子」であるようだ。

これじゃぁまるで「CROSS ROAD」を演奏しときながらメタメタにアレンジしたあげく
「creamとは関係ない。オリジナルだ。」って言い張るようなもんじゃないか。

もう後に残るははちゃめちゃな対決シーンのみ。
結末にいたっては、「AVP」を模倣したようなエンディングだが、
あれはプレデターという「知的」存在があるから成り立つものだった。

今回本作であの結末を選択したということは、もう続編は不可能だと思っている。
これでまた「2」だの「ライジング」だのを作ろうもんなら、冗談抜きで邦画の未来はヤバイと思っている。


駄文失礼。
あくまで俺の勝手な感想です。

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