Glared Rats MAGMA -6ページ目

Glared Rats MAGMA

GLARED RATS(グレアドラッツ)のギターです。

ボーカル ランディのブログはこちら。
http://s.ameblo.jp/glaredrats/

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悲しい話やネガティブな話題というのは時には思いがけないところからその真相が出てきたりする。
物事を頭から決めつけて考えるのは良くない事とわかっていながら、知らぬうちにそういう思考に陥るのは人の常。
先日の悲しい話題も、思いがけない話をいくつか耳にした。

もちろん、こんなところでは書かない。
「こっそり教えて」と聞かれても答えるつもりは毛頭ない。
当事者でない限り、知りえる情報などチラシの広告レベルと変わらないもんなのだ。
小耳にはさんだ話に一喜一憂して人を疑心暗鬼のまなざしで見るより、今いる仲間と楽しい酒を飲む事に俺はいつでも全力だ。



と、いうことで、暗雲(うちのベースの事ではナイ)たれ込める話はここまで。
どうしようもないことも、仲間と笑い飛ばせる内はどうとでもなるんだぜ。


ガラッと話変わって、昔から夢見ていた事がある。
それはバンドで成功(したいけど)とか、大金持ちになって美女にモテモテ(切実にそうなりたいけど)とか、そういう話ではない。


山間のレジャーのひとつに、ペンションや貸し別荘なんてもんがあるが、俺はどうしてもそこに行きたい。
大きい車で数人の友達と、食材と酒を山の様に用意していくのだ。
日中は何やかんや焼いて食って飲んで歌って踊って眠ってまた飲んで。


を、夢見て早数年。
妻と二人でいくペンションでの一夜も捨てがたいが、ここは大人数(と、いっても5~7人程度)での想定だ。
だいたい妻と二人ではのっけから飲んだくれるので自然を優雅に堪能する余裕が全くない。
サッサと酔いつぶれて寝てしまうからだ。
過去に事例が山ほどある。


そういう訳で、かねてより貸しロッジでのBBQ一泊旅行をひそかに計画している。
およそ狙っているのは阿蘇の山間だ。


自然はいい。
厳しさと慈愛に満ち溢れた自然は我々にきっと何かを語りかけてくれるだろう。
九州が誇る雄大なカルデラ大地で臨むライジングサンはさぞかし雄々しく輝いているだろう。
人の抱える心の闇もきっと明るく照らしてくれるに違いない。
人は大地に根を張り、自然の恵みを受けてこそ淀みない心身を保てるものなのだ。

異論があるやつぁ草千里で馬のフンでもふんずけてお気に入りのブーツを糞まみれにしてしまえ。


話がそれたが、貸別荘の情報を寄せてくれ。
キッチンも使えるコンドミニアムタイプがベストだ。
もちろんBBQ用のスペースは必須。
露天風呂なんぞ備えていれば完璧だ。
カレーにトンカツを乗せるくらい完璧だ。

もちろん、お礼もあるぞ。
有用な情報を寄せてくれた人には抽選で1名様に現金100万円が当たる可能性を秘めた宝くじの売り場の写メを進呈しよう。


みんなの情報、心から待っている。


MAGMA
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今年になって身の回りで痛ましい話を二つも耳にした。
自殺だ。


命を粗末にして。
どうして相談してくれなかったのか。
力になりたかった。
逃げるなよ。
とまぁ、いったいどこまで故人の事を知ってて言い放ってるのかわからない言葉がsnsなどに並んだりする。


決して命を粗末にするつもりなどないのだろう。
簡単に相談できれば苦労などしなかったのだろう。
力になってもらえるような希望を持てなかったのだろう。
逃げるのではない、楽になりたかっただけだ・・


およそこんなところではないか、と勝手に推測している。
もちろん、根拠などない。

でも実際、過労自殺に焦点が当たる昨今、よくよく耳にする。

「そんなにキツイんならいっそやめてしまえばよかったのに」
「生きてさえいればなんとかなるよ」

ずいぶん簡単に言ってくれる、というのが素直な感想だ。
絶望の淵に立たされた人間にこんな言葉は意味をなさない、と思っている。


人は何かをつかむより、手放す方がよっぽどパワーを使う場合もある。
追い詰められた人間は思考能力が極端に無くなるのだ。
それはさながら、高速移動している際に視界が狭まる現象と似ている。

考える余裕も、助言や進言を受け入れる余裕もない。
目の前に道が一切見えなくなり、希望を失った人がその手段を選ぶんだろう。
ささいな希望でも捨てていない人ならばそんな手段は択ばないはずだ。


「そんな事はない。絶望のどん底に陥っても自分は自殺などしない」
と立派な宣言をされる方は、およそ本当の絶望など味わった事がないのだろう。
人は本当の絶望を味わった時、どんな強い人間でも打ち勝つ事は出来ない。

ただそれでも前に進んでいけるかどうか、だけだと思っている。


自殺を思いとどまらせるのは本当に難しい。
なんなら、不可能ではないか、とさえ思っている。
色んな意味で腹をくくった人間というのは強固なまでの想いで行動するからだ。

だから、もし周りにそんな人がいたら、まずは力ずくで止めてやろう、と俺は考えている。
解決策はそこから考えよう。
頭で考えても、そうこうしている内に死んでしまったらもうどうしようもないしな。


生きようとする意志は何よりも強い。
まずはその意思を呼び覚ます事を念頭において、肩を並べて生きていこう。
もちろん簡単な事ではないが、そっちが死ぬ気ならこっちも死にもの狂いで止めてみせる、てな具合よ。


それが仲間ってもんだ。
一度ブログに手を出すとこうやってせっせと記事を書く。
ネット文化に触れるのは昔から好きだ。
でもYoutuberになりたいとかニコ生で歌を披露しようなんて気にはならない。
所詮身の回りの些細な事を書くのがお似合いだ。

そんな俺だが、GLARED RATSに加入して以来、すっかりギタリスト気取りである。
だから音楽の事なんかも知ったかぶって書いちゃう。
ええやろ別に。

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このブログのIDにもなっている「Kwacker」という単語だが、勘のいい方はお気づきだろう。
日本パブロックの雄としてその名を馳せた「Thee Michelle Gun Elephant」の演奏隊と「The Pirates」のギタリスト・ミックグリーンの共作の事だ。
ミックのエッジの効いたギターリフから始まるインストナンバーなんだが、初めて聞いた時の衝撃ったらなかった。

キレの良さ、スピード感、グルーブ、どれを取っても一瞬の隙もない一撃である。
よくもまぁこんなシンプルかつスリリングナンバーを出しやがったと地団太を踏んだロックキッズも多いことだろう。

実はミッシェルが結成された頃は、某明太ロックバンドのパクリとまで揶揄された過去を持つ。
それがアベフトシの加入によって一気に様相は変わっていき、
「ああ、なぜ今までみんなやらなかったんだろう」と語り草になるほど、シンプルを追及したロックンロールへと進化していった。
そこにあのミックグリーンの強烈かつヘビーで、居合抜きのようなカッティングが加わったのがこの「Kwacker」だったのだ。

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左 ミックグリーン
右 アベフトシ


ちなみに「Kwacker」とはスラングで「Telecaster」の意味を持つそうだ。
由来だなんだとその辺は知らない。
直接ミッシェルやミックに聞いたわけでは無い。

とにもかくにも素晴らしい一曲なんだが、惜しい事にその二人のギタリストがこぞって天国に召されてしまった。
悲しかったなぁ・・

アベフトシが亡くなった後「彼は大きな種をまいてくれた。」と鮎川誠さんが仰ってたな。
種をまいたら後は丹念に育てあげるべし。
魂を受け継いだキッズたちよ、立ち上がるべし!だぜ。


まだまだこの世には最高のグッドミュージックを奏でるプレイヤーが沢山だ。
その沢山の素敵なグッドミュージックに、まだまだ触れていきたいと切に願いつつ



酒を飲むのである・・・・・・


乾杯。
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MAGMA